Home | Health | Supplement | Child | Diet | Beauty |
|
![]()
赤ちゃんを泣きやませるために、おしゃぶりを使う人は多いですが、日本小児科学会や日本小児歯科学会の会員らで作る「小児科と小児歯科の保健検討委員会」(代表=前川喜平・東京慈恵医大名誉教授)は、おしゃぶりの常用は、歯並びなどに悪影響を与えるために常用しないほうがいいと発表しました。(2005年2月28日) 常用している子どもは、使用しない子どもに比べ、前歯の上と下が開いてしまう「開咬(かいこう)」が現れる率が高く、乳歯が生えそろう2歳半以降も使用すると、かみ合わせの問題も残るといいます。 また、親が泣きやませる手段として習慣的に使っていると、「子どもがなぜ泣いているか親が考えなくなる」「子どもの発語の機会が減る」など、親子コミュニケーションにも悪影響を残すと指摘しています。 「簡単に泣きやむ」、「静かになる」、「母親の育児ストレスを軽減」という利点を認めながらも、下記の見解を提言しています。
〈1〉言葉を覚える1歳を過ぎたら常用しないようにする。 乳幼児がいる家庭のおしゃぶり所有率は2000年の55%から、2003年の71%にアップしている大手育児用品メーカーの調査結果があります。同委員会副代表の高木裕三・東京医科歯科大大学院教授は、「おしゃぶりは鼻呼吸やあごの発達を促進する効果があるなどといわれるが、医学的な根拠は未確認。使い方には注意を」と話しています。 育児の軽減のためにおしゃぶりを多用するのは、親子関係にも影響があるので控えたほうがよいでしょう。 ---2005.7.2 (c) Mica Okamoto --- |
|