Home | Health | Supplement | Child | Diet | Beauty |
|
![]() 【保健室は託児所ではない!】 1月も終わり頃、今年はインフルエンザの流行はおとなしいなぁと思っていた。昨年までは、この時期、友達が休んだ、学級閉鎖だとあちこちで聞いていた。 でも、2月に入ったころから、なんと、はしかが流行っていると聞いてびっくりした。
なぜ、小学生ではしかが流行るの? その流行の発端になった話を聞いて、さらに、驚いた。 原因になった子は6年生。微熱があって、風邪っぽいのに、休まずがんばって学校に来ていた。そんな日が2日ほど続いた後、とうとう熱が高くなって保健室へ。その子も相当がんばったんだろう。保健室に来たのは、お昼近かったそうだ。
さすがに熱が高いの養護の先生は、母親にすぐに電話した。
そんな!大丈夫なわけないじゃない!
電話を切った後、先生は、
結局、先生が病院に連れていき、はしかの疑いがあるといわれた。 その子が来ていた間にウイルスはばらまかれ、1年生から6年生までバラバラとはしかで休む子が出た。いったんかかるとひどいらしく、特に低学年は10日くらい休んでやっと学校に出てきたかと思ったら、病み上がりでインフルエンザや下痢風邪にかかって、また10日も休む子もいた。それに、ちょうど中学受験のころまで響いていたので、戦々恐々としている親もいた。 普通の親は予防注射をしているからと安心していたが、なかには、「うち、注射してないから、やばいかも」といってる親もいた。なぜ、予防注射をしなかったんだろう。とりあえず、病気にならなかったから、ま、いいや、ってことなんだろうか。 子どもが高熱を出しているのに迎えに来ない親。そんな親を相手に、あくまでも子どものためを思って、なんとかしなきゃいけない養護の先生。そこまでやってくれる先生は、そんなにいないと聞く。この先生のおかげで、子どもはなんとか無事でいられるのだろうが、逆に、無責任な親もつけあがらせる結果になってしまっている。 学校になんでも責任をとらせる親の多さ。親の役割や責任さえも、学校に転嫁する親たち。子どもを守る一番の存在は、親のはずなのに。
---2000.5.30 (c) 2001 by Mica Okamoto --- |
|