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子どもの健康情報【小中学生の不登校13万人を越す】


 2002年度に不登校で学校を1年間に30日以上欠席した小中学生の総数は13万1211人でした。これは文部科学省の2003年度学校基本調査(速報)によるもので、前年度を7511人下回り、75年以降初めて増加が止まりました。中学校では37人に1人、小学校では280人に1人の割合になります。

 前年度より減少したのは、2001年度〜02年度にかけて始まった不登校対策としてスクールカウンセラーの配置や関係者の取組が成果の表れではと見る一方、都道府県別不登校の小中学生をみると39都道府県で減少していますが、神奈川県など8県では増えている現状もあります。

 調査は国公私立の全小中学校(児童生徒総数約1110万人)が対象で、不登校児童生徒が占める割合は、1.18%となりました。

 【2002年度 不登校の人数】

 2002年度2001年度
全体13万1211人13万8722人
中学生10万5342人11万2211人
小学生2万5869人2万6511人

 「不登校児童生徒」を「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者」と定義されているため、遅刻や休みがちで欠席日数が30日以内の生徒や関係機関などへの相談が出席扱いに換算されるため、不登校の実際の数はさらに大きく、不登校予備軍はその数倍は考えられます。

  平成15年度学校基本調査速報の結果について
  今後の不登校への対応の在り方について(報告)

---2003.9.25 (c) Mica Okamoto ---


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