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ここ数年、アタマジラミが保育園や小学校の低学年の子どもの間で季節に関わりなく発生してしています。 その後姿を消していましたが、80〜81年ごろ全国で大流行。ピレスロイド系薬剤で退治され、その後はあまり見かけなくなっていましたが、最近、また増加の傾向にあります。 復活の原因としては、71年にDDTなど塩素系の強力な殺虫剤が禁止された後、海外旅行などが活発になり、海外から持ち込まれたのではないか、といわれています。また、冬でも集団発生することを考えると、暖房器具の発達も要因と考えられます。戦後のように家庭が不潔だからではありません。 環境省廃棄物対策課の調べによると、99年度に全国の保健所などに寄せられたアタマジラミの報告は、4413件で9982人。件数だけ見れば、80年代後半の10倍以上。かかるのは、保育園や小学校の子どもたちが8割を占めます。 大人には見られないのに、幼稚園児、保育園児、小学校低学年の子どもに多く見られるのは、洗髪の不完全さが原因です。子どもが自分で頭を洗いたがったり、頭を洗うのを嫌がったりする場合は、要注意!アタマジラミはきちんと洗髪すれば除去できますが、子どもが自分で髪の毛を洗うと、どうしても不完全になり、シラミが残って増殖してしまいます。特に、髪の長い女児に多くみられます。また、子どもがはほとんどブラッシングをしませんし、ドライヤーも使わないこともシラミを増やす原因になっているようです。 退治するには、粉剤「スミスリンパウダー」、シャンプー「スミスリンLシャンプータイプ」(どちらも住友製薬ヘルスケア)を使うのが一般的。ピレスロイド系フェノトリンが配合されています。 シャンプーは年間で30万人分、パウダーは13万人分も売れているそうなので、実際にはたくさんの子どもたちにアタマジラミが発生しているようです。
●原因と症状
●感染
髪の毛と髪の毛の直接の接触で感染します。子どもに多く見られる理由は、頭を触りながら遊んだり、保育園などのお昼寝の際に接触する機会が多いからです。 ●時期 1年を通して感染報告はありますが、6月ごろの報告が多くなります。理由は、プール前の健康診断や頭髪検査で発見されることが多いからです。また、5月の連休中に海外からの持ち込みも増えるのも一因と見られています。 ●駆除 成虫は見つけにくいので、髪の毛についた卵を見つけるのが大切です。フケの一種のヘアキャストと間違え安いので要注意!
ただし、卵には薬剤は効かないので、枕カバー、シーツ、タオル、下着は毎日取り替えて、熱処理&洗濯を! ●最近の増加の理由
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