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【筋肉をつけてダイエット】


 身体についた余分な脂肪を落としたい。そして、再び脂肪を貯め込みたくない・・・薄着の季節になると、このように考える人が多いですね。そこで今回は、あらゆるダイエット法の中で最もリバウンドを起こしにくい、といわれている筋肉量を増やしてダイエットをする方法をご紹介します。

筋肉中のミトコンドリアで脂肪は燃える

 脂肪は、筋肉の中にあるミトコンドリアという組織の中で燃やされます。このため、ミトコンドリアの量を増やせば、脂肪を燃焼する場所が増え、減量が成功しやすいということになります。

 ミトコンドリアは筋肉の中に存在するので、いかに効率よく筋肉量を増やすかがダイエットのポイントとなります。

白い筋肉と赤い筋肉

 筋肉は、その色と特徴により、白筋と赤筋の2種類に分けられます。

 白筋は、その名の通り色が白い筋肉で、ジャンプ、全力疾走、バーベルを上げる、など一度に大きな力を出す運動に適しています。筋肉を速く動かし短時間の運動に向くため、別名速筋ともいいます。

 赤筋は、赤く見える筋肉で、マラソン、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、遠泳など持久型の有酸素運動に適した筋肉です。ゆっくりした運動を長く続けるのに向いた筋肉のため、遅筋ともいいます。

 ミトコンドリアは、赤筋の方に多く含まれています。したがって、ミトコンドリアの量を増やすためには、ウォーキングやジョギング、サイクリングなど長く続けられるような軽めの運動をダイエットプログラムの中に入れる必要があります。

 最低でも週に3回は、赤筋を動かす有酸素運動を1回20分以上取り入れてください。持久型であれば、どんな運動でもかまいません。

 さらにそれに加えて、自分が長期間、継続して行えるような運動があれば、取り入れるといいでしょう。持久型の運動に加えて行う運動は、白筋を動かす運動でも、赤筋を動かす運動でもどちらでもかまいません。

 ダイエットのためには、運動を続けることが最も重要です。自分の好みの運動を行うと長続きしやすいので、何が自分にあった運動なのかを、せひ探してみてください。

効率のよい筋肉の増やし方

 筋肉を増やすためには、筋肉を刺激する運動を行うことが基本ですが、それだけでは、身体が衰弱してしまいます。筋肉の材料となるタンパク質も十分に補給することが重要です。

 ダイエット中でも、毎食必ず、肉、魚、卵、乳製品、豆製品のいずれかを食べるようにし、筋肉の材料を補給するようにしましょう。また、このタンパク質が体内でうまく使われるのを助けるのにビタミンB6が必要です。ビタミンB6はイワシ、レバー、ほうれん草、カレイ、くるみ、脱脂粉乳などに豊富ですので、これらの食品を同時にとるようにすると筋肉が効率よく作られます。

 また、筋肉は骨に付着しているため、筋肉を使った運動をすると骨にも刺激がいき、骨自体の代謝も活発になります。したがって骨の材料のカルシウムを補給することも大切です。しっかりした骨ができあがれば、それに付着する筋肉も丈夫で質のいいものになります。カルシウムは、小魚、乳製品、緑黄色野菜などに多く含まれています。

 最後に、忘れてはならないのは、睡眠です。しっかり熟睡することにより、成長ホルモンがたくさん分泌され、筋肉作りを促進します。12時前には床につき、たっぷり睡眠をとるようにしましょう。夜更かしや睡眠不足は、筋肉量を落とし、痩せて見えても締まりのないの身体となります。

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 筋肉モリモリの身体になるのが、嫌だから運動はしない、という女性がいますが、持久型の赤筋を増やすような運動は、それほど筋肉モリモリにはなりません。

 むしろ、運動をしないで、きつい食事制限だけで、やせようとすると、筋肉量が落ちリバウンドしやすくなります。食事制限でやせた場合、元の体重に戻った時には、ダイエットする前よりも確実に脂肪の量が増えていますので、ご注意ください。

---2000.7.28 (c) Mari Wakasugi ---


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