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【運動と食事のタイミング】


 ダイエット相談を受けていると、運動と食事のタイミングに関してのご質問を多くいただきます。そこで、今回はダイエットのためには、いつどんな運動をするのが一番効果的かをお話したいと思います。

 身体についた脂肪を落とすためには、食事制限だけでなく、運動を行い筋肉量を増やすのが効果的ということは、もう皆さんよくご存知のことと思います。

 しかし、ただ闇雲に運動をするよりも、タイミングよく運動をした方が、より効率的に体脂肪を減らすことができます。

 ダイエットに適した運動には、ジョギング、ウォーキング、エアロビクスダンスなど少なくとも20分以上持続できる脂肪燃焼タイプの運動と、ダンベル運動のように筋肉を刺激し筋肉量を増やして脂肪の燃焼場所を増やすタイプの運動の2種類があります。

脂肪燃焼タイプの運動の場合

 まず、身体についた脂肪を燃やす有酸素系運動を行うタイミングですが、これは、食事の前に行うといいでしょう。食事の前に有酸素運動を行うと、エネルギー源として身体に蓄積している脂肪が十分に使われるため、食後に行うよりも効果的です。少なくとも20分以上、できれば1時間くらいは、運動を継続して行いましょう。

 食事の前に有酸素系運動をするのは難しいという人の場合、運動前にカフェイン飲料を飲むようにしましょう。カフェインが脂肪の燃焼を促進してくれます。ただし、砂糖入りのものは、カフェインの効果が下がるので無糖のものに限ります。

筋肉を増やすタイプの運動の場合

 筋肉を増やすタイプの運動は、寝る前に行うのが理想的です。なぜなら、筋肉は使った後、十分休ませることで、よりよい筋肉ができあがるからです。また、睡眠中には成長ホルモンという筋肉作りを手伝ってくれるホルモンが分泌されますが、このホルモンは、寝る前に筋力トレーニングをすることにより分泌量が増加します。

食事についての注意点

 食事で気をつけたいのは夕食です。
 朝食や昼食は食事の後、エネルギー源として、どんどん使われるので、ダイエット中でもそれほど神経質に考えなくても問題ありませんが、夕食後は、あまり身体を動かさないので気をつける必要があります。

 夕食の注意点としては、まず第一に、脂肪の摂取を控えることです。夕食後から寝るまでの時間の短い人はとくにこの点を注意してください。

 第二に、寝る前に行う筋力トレーニングに備えて、肉、魚、卵、豆製品といったタンパク質源を必ずとることです。筋力トレーニングにより傷ついた筋肉を修復し、新しい質のいい筋肉に生まれ変わらせるためには、筋肉の材料となるタンパク質が必要だからです。

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 最近は、会社の終わった後、夕食前にスポーツクラブで一汗流す人や、朝早く起きて朝食前に運動する人が増えているようです。これらは、食事前の運動となるので、ダイエットのためには理想的です。

 ただ、あまりにもお腹がすいてフラフラの状態の時に、運動をするのは危険です。特に朝食前は、それまでの絶食時間が長いので、何も口にしないで運動を始めるのは避けましょう。そんな時は、果物や100%果汁などを摂取してから運動を開始するといいでしょう。

---2001.9.29 (c) Mari Wakasugi ---


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