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気になる健康情報【風邪とインフルエンザ】



2.合併症で死の危険性

 日本におけるインフルエンザの流行は、小学校で始まると考えられています。 小学生はかかる率が高いだけでなく、長期に大量のウィルスをまき散らします。それが家庭で大人や高齢者に感染していきます。高齢者は罹患率は低いですが、 逆に死亡率は高く恐れられています。

 インフルエンザにかかると1週間くらいで山を越しますが、合併症を起こして長引いたり、重症化して死に至ることもあります。インフルエンザの合併症としては、中耳炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器系のものが多く見られます。

 特に、高齢者がインフルエンザで亡くなる場合の多くの原因が肺炎です。インフルエンザにかかった高齢者の約25%が肺炎の合併症を起こすという報告があります。

 また、1〜4歳の幼児では、熱性けいれんを起こしたり、脳炎・脳症など中枢神経系の疾患を合併症として起こすこともあります。最近、日本では小児のインフルエンザ脳炎・脳症が深刻な問題になっており、毎年、約100〜200人の子どもがかかり、その3分の1が死亡、約1割は後遺症を残すといわれています。突然の高熱に始まって、1〜2日のひじょうに短い期間に昏睡、意識障害など全身状態が悪化し、短期間の内に死に至ることもあります。 ですから、幼児がインフルエンザにかかったかなと思ったときは、家で寝かしていないで、早急に病院に行く必要があります。


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