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気になる健康情報【風邪とインフルエンザ】



4.ワクチンで予防

 インフルエンザワクチンは、ウイルスの感染やインフルエンザの発症を、完全には防ぐことはできません。しかし、高齢者や心臓、肺など他の持病のある人が、肺炎や気管支炎など重い合併症になったり、死亡の危険性を軽減する効果が、世界的にも広く認められています。

 65歳未満の健康な人の場合、ワクチン接種による有効率は、70〜90%といわれています。また、もし発病したとしても、症状が軽くてすみます。

 アメリカでは毎年高齢者を中心に1万人から4万人がインフルエンザで死亡しているといわれていますが、ワクチン接種をすると発症率の50%を抑えられ、死亡は80%減少するといわれています。

    受ける時期

     インフルエンザワクチンは接種してから実際に効果を発揮するまでに1〜4週間ほどかかります。流行期である1〜2月になる前にワクチン接種を済ませるためには、11月頃に接種をするとよいでしょう。

    受ける回数

     0.5mlを皮下に、1回または、約1〜4週間の間隔をおいて2回注射するのが普通です。ただし、6歳〜13歳未満のものには0.3ml、1歳〜6歳未満のものには0.2ml、1歳未満のものには0.1mlずつ2回注射します。

     65歳以上の高齢者については、厚生省が検討した結果、1回の予防接種で十分に抵抗力がつくという結果が出ています。    接種回数が1回か2回かの判断は、接種する医師の決定によりますので、接種の際にはこれまでのインフルエンザにかかったことのあるなし、ワクチン接種のあるなしとその時期、そして現在の体調などを伝え、担当医師と相談しましょう。

    副反応

     ワクチンの副反応は、注射した場所が少し赤く腫れたり、痛むこともありますが、2〜3日でなくなります。発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こります。重い後遺症が残るといった副反応は、100万接種あたり1件以下、死亡事故は2,500万接種あたり1件と考えられています。

     インフルエンザワクチンの製造過程で鶏卵を使っているため、卵アレルギーの人は、じんましん、発疹、口腔のしびれ、アナフィラキシーショックなどが現れる可能性があります。また、ワクチンに安定剤として含まれていたゼラチンに対するアレルギー反応としてのアナフィラキシーが報告されていましたが、現在、ゼラチンを含まない製品へと改善が進んでいます。卵アレルギーのある人はワクチン接種について、医師とよく相談したほうがいいでしょう。


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