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低血圧の症状は心理的なものとられがちですが、精神的な病気ではなく、体に出る病気だと認めて治すように努力したほうがよさそうです。無理して気力で頑張っていると、体力が消耗しストレスもたまります。
●低血圧の症状と似ている別の病気 貧血は血液中の赤血球が少なく薄いため、全身に十分な酸素や栄養を送れない状態です。最近は「鉄欠乏性貧血」（過激なダイエットによって血液中の鉄分不足する）が多い。また、子宮筋腫が原因での出血で貧血を起こす場合もある。めまいや立ちくらみが度重なるようなら、きちんと専門医よる検査を。 他に、自律神経失調症、メニエ−ル病などの病気や、寝不足で体内時計が狂った場合にも似たような症状があらわれます。
症状だけで判断するのはやめて。低血圧の疑いがあるときは、まず、こまめに血圧を測り、自分の血圧をチェックしましょう。低血圧は見えない病気なので、自分の血圧を知るのが、低血圧を治す第一歩！ 病院で測ると緊張して、いつもより血圧が上がる（白衣性高血圧反応）というのもあるとか。座ったり、横になったり、いろいろな体位でいろいろな時間帯に家庭用血圧計で何度も測るのがおすすめ。最大血圧が100mmHgを下回り、いくつかの症状があるなら、低血圧症と見たほうがよいでしょう。 いい病院やいい医師に巡り会えればいいですが、低血圧を重大な病気として診療してくれる医師はあまり多くなさそうです。なんでも話せるかかりつけの医師に相談するのもいいでしょう。 参考資料：「婦人公論」98.4月号 
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