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気になる健康情報【活性酸素】



2.活性酸素の働きと弊害

 実は、活性酸素の強い酸化力は、人間の生命維持にはとても必要なものです。
 代表的な例は、白血球などの免疫機細胞が体内に侵入した病原菌などを捕まえると、活性酸素をふきかけて殺してしまいます。また、肝臓では有害な物質や毒物を解毒する際、活性酸素の酸化力を利用しています。このように活性酸素は攻撃力が強いので、通常は必要以外の分は、体内の酵素によってすみやかに分解され、無害化されます。

 しかし、分解できる以上の活性酸素が過剰に発生すると、さまざまな弊害を及ぼします。細胞の細胞膜の1カ所が活性酸素によって酸化してしまうと、連鎖反応で酸化が広がり、細胞死をもたらしてしまいます。また、活性酸素によって核内の遺伝情報を担うDNAが傷つくと、ガン細胞を誕生させることがわかっています。そのうえ、活性酸素は動脈硬化の原因もつくります。

 さまざまな悪影響を及ぼす活性酸素ですが、その発生は生命活動の一部なので、完全になくすことはできません。そのため、体内には抗酸化物質を作って、活性酸素が発生したら次々に消去していく、自衛システムが備わっています。

 しかし、年齢とともに人体の抗酸化力は衰えていきます。そのうえ、現代社会には活性酸素を発生させる要因がたくさんあります。


【活性酸素を過剰に発生させる要因】
     ・排気ガス ・スモッグなどの大気汚染 ・オゾン層破壊による紫外線の増加
     ・農薬 ・食品添加物 ・電磁波 ・ストレス ・タバコ ・アルコール

このような環境で生活すると、体内の抗酸化物質だけでは足りなくなり、活性酸素発生の原因をできるだけ避けながら、抗酸化物質を外から摂ることが必要になってきます。


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