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気になる健康情報【おいしい水】



1.水は百薬の長

 人間の体の約65%は水分です。生きていくためには、毎日2〜2.5リットルの水分補給が必要だといわれています。水は、血液となって酸素や栄養を体内に運んだり、尿として老廃物を体外に排出したり、汗を出して体温調節をしたり、人間の体にとってとても重要な働きをしています。

 水分が不足すると、疲労感、無気力、精神不安定、集中力の低下などを起こし、コレステロ−ル値や中性脂肪、血糖値を高める原因にもなります。また、水分不足だと血液がドロドロになり、血栓を作りやすく、脳梗塞や心筋梗塞などの原因にもなります。

 水分を多くとればとるほど、腎結石や膀胱ガンの危険性が減ることや、ダイオキシンなどの有害物質も排泄されることがわかっています。ですから、水は飲めば飲むほど健康になれるというわけです。

 水に含まれるミネラルは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど、人間の体に必要不可欠のものです。 骨や歯を作る素材であると同時に、細胞の中でさまざまな化学反応を進める酵素の中心となる元素でもあります。これらの酵素は、ミネラルが中心となりタンパク質がミネラルを取り囲むような形をしています。ちなみにマグネシウムが関わっている酵素は、わかっているだけでも300種類を超えるといわれています。

 水はミネラルの供給源としても大きな存在で、1日のカルシウム摂取量の約2割は飲料水から供給されています。しかし、日本の水は欧米の水に比べてミネラルが少ししか含まれていない軟水が主です。軟水はクセがなく味はいいのですが、ミネラルが少ないために、日本人は潜在的にミネラル不足になりがちです。そのため、年をとると骨粗鬆症や動脈硬化にもなりやすい状況でもあります。国内の水道水でも、場所によってミネラルの含有量が異なります。水100ml中のミネラル含有量が最も高いのは、関東地方です。

 日本の水だけを飲んでも、どうしてもミネラル不足になりがちです。糖尿病などの生活習慣病が増える背景には、ミネラル不足も大きな一因でもあります。ミネラル分の多い食事やサプリメントなどで、ミネラルを補うよう心がけましょう。

 ミネラルは水に溶けてイオン化すると、体内に吸収されやすくなるので、ミネラルウォーターはミネラル補給にぴったり! スポ−ツ後、入浴後、睡眠中の水分補給に、ミネラルウォーターを飲むのがおすすめです。


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