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[No.072: スポーツとのつきあい方]

 健康のために何か継続してできるスポーツをあれこれ悩んで、はや数年。 ゴルフをはじめ、ヨガ、ピラティス、エアロビ、水泳などトライしたが、今ひ とつ続かない。

そこで昨年の後半からテニスを再会した。大学のサークルで対外試合にも出 たことがあるが、社会人になってからは旅行先などでしかやっていなかったの で、相当ブランクがあり、まともに打てるか不安だった。でも、ラリーもそこ そこ、サーブも入るし男性のサーブもまあまあレシーブできた。若いときに習 得したものは結構できるものだなと、内心ホッとした。翌日、そして翌々日の 筋肉痛もそれほどでもなかった。

ただ、ラリーが続くとすぐに息切れ。情けない。それと、目で見てから打つ ポジションに移るまでの動作の遅さ。頭でわかっても身体がついていかず、足 が追いついてもタイミングがずれたりフォームが正しくなかったり。

そこで今年1月から週1回スクールに通いだした。指摘されるのは同じこと ばかりで、自分でわかっていてもなかなか直せない。ラケットを新しくしただ けで慣れるのに時間がかかる。年をとると、こんなに反応が鈍るのかと、上達 しない自分にイラつく。

もう1つ、4月からバレエを始めた。バレエなんてタイプじゃないと敬遠し てきたが、同世代の友人から「バレエというより、ほぼ筋トレ」というので体 験してみたら、なかなかよい。

最初の30分はバレエの基本動作。ガチガチの硬い身体で、基本動作のマネを するだけだが、手先、足先まで気を配るので自分の体型やバランスがわかる。 ジャンプの練習では汗が滝のようにボタボタ落ちる。その後、腹筋、背筋、体 幹のトレーニング。これがかなりつらい。気心の知れたメンバーばかりなので、 「ぎゃー、死ぬ」と叫びながらやってる人もいる。

最後にラジオ体操でクールダウンのはずが、手先、足先まで気を使いながら バレエ的な美しい緩やかな流れを意識して行うラジオ体操は思ったよりきつい。

テニスとバレエの終わった後の気分を比べると、テニスはどうしてもうまく できない動きやゲームの勝敗に気を取られ、気分的にちょっと落ち込む。一方、 バレエは身体の隅々まで動かした感じがあって素直に爽快だと感じる。

今まで水泳やジムのトレーニングなど同じ身体の動きを繰り返す有酸素運動 系は苦手で、どちらかというと球技やゲーム的要素のある速筋を使うタイプの 方が、スポーツをやった感があって好きだったが、年をとって反応が鈍くなる とゲーム系はどんどんストレスがたまったり、無理をしてどこかを傷めそうな 気がする。

 消費カロリーをあちこち検索して調べてみると、

*テニス(1時間) 253kcal  (テニスは、1時間半の枠内でも、実際やっているのは1時間程度)

*バレエは、<エアロビ(30分)110kcal>+<ストレッチ(30分) 45kcal> +<ラジオ体操(30分) 74kcal>の合計で、230kcal。 それほど、変わらないことがわかった。

スポーツというと、激しい運動を取り入れたものでないと納得したくなかっ たが、いろいろと体験してみると、そのときの状態にあわせて身体と心が正直 に反応する。これからさらに衰えるであろう身体とうまくつきあうためには、 身体の反応を率直に捉えることと、それを素直に受け入れる精神状態も大切だ。 ただスポーツするだけでなく、スポーツによる心身の変化を楽しむことで健康 につなげていきたい。

---2009.05.28 (c) Mica Okamoto ---

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