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[No.006: 風邪に効く入浴法]


 寒い冬は血行が悪くなり、肩こりや腰痛などが起こりやすくなります。また冷えから内臓や自律神経などにも影響が出やすくなります。冷え対策には入浴が一番。まだまだ寒い日が続き、風邪の心配もありますので、今回は風邪に効く入浴法をご紹介します。

◆風邪予防に効く「温冷浴」

 温冷浴は、水(15〜20度、理想は14〜15度)と湯(40〜42度)に、交互に入浴する方法です。水はシャワーで大丈夫ですが、シャワーだと体感温度が低くなるので、20度くらいにするといいでしょう。水お湯風呂を各1分間、5〜10回繰り返し、最後に水で終わります。あまりやりすぎると疲れが出るので気をつけましょう。

 最初は手先や足先だけ1〜2週間続けてから、ひざ下、太もも、下半身と徐々に全身に広げていきましょう。また、水の温度も20度だと冷たすぎるときは、30度くらいから少しずつ温度を下げましょう。冬場にいきなり水から始めるのはきついので、湯船で十分温まってから始めてもいいですね。

 温冷浴を行うのは、朝は朝食前、夜は食後1時間以上たってから。ただし、高血圧、心疾患、肝臓や腎臓の疾患のある人は行わないで下さい。高齢者や体力の落ちている人、お子さんの場合は、注意しながら行いましょう。直前に水を飲むと脳出血を起こすことがあるので水やお茶は入浴後に。

 毎日続けると、疲労もとれ、身体の自然治癒力が高まり、風邪をひかなくなります。肌の新陳代謝がよくなるので、髪、手足、顔以外はせっけんを使わなくてもいいくらい、スベスベの肌になり、冷えやむくみもとれます。

◆風邪にかかってしまったら「脚湯」

 風邪にかかってしまうとお風呂に入って温まりたいと思いますよね。そんなときは「脚湯」で温まり、汗を出して、早く治しましょう。

 方法は、40度、41度、42度、43度とお湯の温度を少しずつ上げ、各5分ずつ、ふくらはぎから下をつけます。ひざから上は服を着て毛布などをかけ冷えないように。椅子に座ってでもいいですが、横になってやるほうが温まります。お湯をつぎ足すのは家族などにお願いしたほうがいいでしょう。

 途中で汗が出てくれば、そこでやめてもいいですが、最後に15℃前後の冷水に2分間つけるとさらに効果あり。2分だと足が冷たくなってしまう場合は1分弱でもOK。行うのは空腹時か食後30分以上後、午後3時以降がベターです。

 熱めのお湯で足から全身を温め、発汗を促すので、風邪をこじらせずに早く治せます。汗をかいたらよくふいて着替え、暖かくして寝ましょう。冬場はなかなか汗が出ないので、熱いお茶をちびちび飲みながらやると汗が出やすいでしょう。冷たい飲み物は身体を冷やすのでよくありませんが、脚湯中にのぼせたときは、冷水やレモン水を飲んでも大丈夫。終わったら、オレンジジュース、生野菜ジュース、サプリメントなどで、ビタミンCと水分の補給を忘れずに。

 脚湯は熱を早く出して治す方法なので、3時間ほどたてば再度行ってもいいですが、体力が落ちている人は1日1回にしておきましょう。

                      参考:「日経ヘルス」2000年1月号

---2000.2.19 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

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