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[No.012:季節の変わり目は体も変わり目]


 春先はボーっとして体がだるくいつも眠たい感じ。春になると「全身だるい…眠い…」のはなぜでしょう?

■気温の変化で自律神経が崩れすやい

 春先は天気が変わりやすく、毎日の気温差に加え、昼夜の温度差も最も激しい季節です。この気温の変化に体がついていけず、自律神経の働きが悪くなり、体のあちこちのバランスが崩れやすくなります。

 春だから今までの運動不足を解消しようと、急に運動をすると筋肉に血液が集中するため、抹消の血液循環が滞りやすくなります。暖かくなったせいで血管も広がりがちなので、さらに体がだるくなり、逆効果になることも。無理のないウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始めましょう。

 また、引っ越しや就職、異動など環境の大きな変化もあり、精神的に負担がかかりやすい時期です。自律神経が崩れがちな時期に新たなストレスが加わると、人に会いたくなくなったり、外出が億劫になったりといった、うつ症状に陥ることもあります。「新たな環境できちんとしよう」、「引越しの荷物を完璧に片付けよう」などと、あまり頑張らずに、体調にあわせて無理のないほどほどを心がけましょう。

 また食べ物で気を紛らそうと、過食に走ったりする恐れも。甘いものをとると血糖値が上がり、一時的な疲労回復、ストレス解消になりますが、その後一気に血糖値が下がります。血糖値の上下がきついと、逆に全身が疲れやすくなります。疲れるとつい甘いものを....という人は要注意です。

 女性の場合、自律神経のバランスの崩れはホルモン分泌に直結し、生理不順などが起きやすくなります。生理中の運動は、血が逆流し子宮内膜症の原因になる可能性もあります。また、ダイエットで油の摂取量が減ると、油に含まれるコレステロール不足でホルモン分泌が減少したり、肌荒れの原因にもなるので、自分の体に注意が必要です。

■眠たいのは体内時計のしわざ

 春は睡眠時間の切り替えの時期。寒さで疲れた体を休めるために、長めの眠りが必要な冬の時期から、短めの眠りに切り替わる夏に向けて、睡眠時間を短くしないといけないので、春はひときわ眠たく感じます。

 それに、人間の体内時計は25時間周期で動いており、1日1時間のズレが生じますが、毎日うまくリセットしています。ただし生活が乱れるとうまく調整できず、だるさや眠さを感じてしまいます。

 眠いからとダラダラ寝ていては、いつまでも体内リズムは乱れたまま。昼夜の寝る時間が逆転したり、不眠症になったり、日常生活に影響が出てしまうことにもなりかねません。

 朝には日光を浴びて体内時計をきちんとリセットし、のびをしたり、ストレッチなどの軽い運動で体を目覚めさせましょう。寝る前のテレビやパソコンは、脳を興奮させるので寝つきが悪くなるので、控えめに。寝酒も一時的に眠りを誘いますが、アルコール分が消えると、返って眠りが浅くなります。寝室の照明は暗くして、リラックスできる環境をつくり、体内リズムを整えるような眠りを心がけましょう。 

---2000.4.1 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

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