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[No.074: 素足美人をめざそう!]


 夏には素足でいるのが当たり前。でも、素敵なサンダルを履いていても、かかとがガサガサしていたり、爪が白く濁っていては台なしです。素足をひと目にさらすときにこそ、きれいな足をめざしてみませんか?

■かかとのガサガサには保湿を

 かかとがガサつくと軽石などでごしごしこする人も多いでしょう。しかし、角質をとっているのに、なぜガサガサのまま?と思う人は、水分不足が原因。角質が生まれ変わるには、水分が必要で、水分不足だと、角質がガサガサと荒れたままの状態になってしまいます。

 軽石や軽石入りスクラブ、やすりなどで、かかとをケアした後には、必ずその部分に保湿のためにクリームや乳液を塗りましょう。

■原因は水虫?!

 「かかとがガサついて、パンストがかかとから伝線する」「爪が分厚くなって、黄白色に濁る」「足の裏の皮がボロボロむける」・・・

 こんな症状にに悩まされる人はいませんか?
 これらの症状の原因は水虫であることが多いのです。水虫はかゆいと思っている人が多いのですが、実際には半数以上がかゆくありません。

 知らない間に水虫にかかっている人がとても多いのが現状です。99年に全国で足以外の症状で皮膚科を訪れた患者、9281人の白癬菌を調査したところ、感染率は約4割にも達していたことがわかりました。また、大学生、会社員、ブーツ着用の女性126人を調べたところ、男性会社員の65%が水虫だということがわかりました。ちなみに、大学生、ブーツの女性は約25%でしたが、そのほとんどが自覚症状のない隠れ水虫だったのです。

 水虫は、白癬菌というカビの一種に感染して起こります。かゆくなくても、水虫にかかっている人は多く、自覚症状がないのでとても厄介な病気です。

 白癬菌に感染している人の家を調べると、床や畳から白癬菌が検出されるため、家族にも感染が広がる恐れが大きいのです。つまり、水虫なのに自覚症状のない人が素足で歩いているところでは、白癬菌がその場にこぼれ落ちるので、プールや銭湯、ジム、居酒屋のお座敷などにもいることになり、うつされる可能性も高くなります。

■水虫の予防&対策

 元気な人なら白癬菌が付着しても簡単には感染しないため、常に石鹸などできれいに洗い流して、菌を取り除いておけばそう心配するこもありません。

 予防のためには、まず、帰宅後すぐに足を洗いましょう。指の間や爪も念入りに。そして、靴をまめに取り替えること。靴は湿気がこもりやすく、そのままにしておくと、白癬菌が繁殖しやすいため、2、3足を毎日取り替えて履きましょう。ちなみに、健康サンダルは、かかとの角質を厚くし、突起部分が菌を植え付けることになり、水虫のリスクがアップするとか。

 そして、殺菌作用のある除菌・消臭スプレーを使いましょう。最近は、足に直接かけるもの、ストッキングの上からかけるもの、靴を殺菌するものなど、種類もたくさんあります。

 水虫になってしまったかな、という人は、まず皮膚科へ。水虫は治らないと思っている人が多いですが、実は、症状が消えてすぐに薬をやめたり、合わない薬を使っている人が多いとか。本来なら患部の皮膚を顕微鏡で調べて正確に判断してから治療するのがベストです。

 「とりあえず、市販の水虫薬で」という人は、抗真菌薬以外に消毒薬や局所麻酔薬、メントールなどが入っていないものを選びましょう。なぜなら、これらの成分はかぶれを起こす可能性が高いのです。そして、1、2週間使っても改善しなければ皮膚科へ。

 症状によって薬も使いわけることが必要です。指の間が白くふやけたり、足の裏がむけたり、水ぶくれができるタイプは塗り薬、かかとや足の裏全体が硬くなってガサガサしたり、爪が濁るタイプは飲み薬が処方されます。後者のタイプは塗り薬だけでは治らないだけに、きちんとした診断と治療が必要です。

爪の水虫「爪白癬」についてはコチラも参考に!

---2001.8.11 (c) 2001 by Mica Okamoto ---

 

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