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快適サプリメント生活
【第16回 鉄とビタミンCのサプリメントで貧血に勝つ!】

 最近、何だかとっても疲れやすくなった、一晩寝ても疲れがとれない、朝起きるのがつらい、集中力がない、などということはありませんか?このような自覚症状のある方は貧血の可能性があります。そして今、若い女性を中心に貧血の人が増えています。

 貧血は血液中の赤血球や血色素(ヘモグロビン)の量が不足した状態をいいます。悪性貧血、再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血などいろいろな種類があり、この中で最も多いのが鉄の摂取不足によって起こる鉄欠乏性貧血です。このため、貧血というと一般に鉄欠乏性貧血のことをさします。

 ここでは、この鉄欠乏性貧血について考えてみたいと思います。

 鉄欠乏性貧血に必要なのは、当然のことですが、鉄です。ところが鉄を多く含む食品は、レバー、貝類、ひじき、切り干し大根、高野豆腐など若者にはなじみにくいものばかり。若い人に貧血が多いのは、これらの鉄の多い食品をあまり食べないからのようです。

 そこで、おすすめなのは鉄のサプリメントです。貧血は、鉄不足状態が長く続いた結果起こります。このため、鉄が不足しきった身体を元にもどすのには、かなり時間がかかります。したがって、食品からだけで鉄を補うのはとても大変。サプリメントで毎日コンスタントに鉄を補っていく方法が確実です。

 さあ、これで貧血対策も万全。と、思うかもしれませんが、そう単純なものではありません。なぜなら鉄はとても吸収が悪いからなのです。基本は、もちろん鉄を十分にとることですが、それにプラスして鉄の吸収をよくするような努力をしなければなりません。

 まずは、鉄の吸収を悪くするものを一緒にとらないこと。コーヒー、紅茶、緑茶などは食後は飲まない方がベター。これらに含まれるタンニンが鉄と結合してしまい、鉄が吸収されにくくなります。

 また、玄米や全粒粉パンなどに含まれるフィチン酸や加工食品に多く含まれるリンも鉄の吸収を悪くします。貧血ぎみの人は、これらのものを控えるようにしましょう。また、ほうれん草などに含まれるアクの成分のシュウ酸も鉄の吸収を妨げます。ほうれん草は、しっかりゆでて水にとってアクを十分に抜いてから食べるといいですね。

 逆に鉄の吸収をよくするものは、動物性たんぱく質とビタミンC。鉄と一緒にこれらをとるようにしましょう。たんぱく質は通常の食事で比較的とりやすい栄養素ですが、ビタミンCは、水洗いや調理等でどんどん抜け出てしまう栄養素です。また、ストレスや喫煙によって体内のビタミンCはどんどん使われてしまいます。貧血気味の人は鉄と一緒にビタミンCのサプリメントも利用するといいでしょう。

---2000.4.29 (c) 2000 by Mari Wakasugi ---


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