夏休みに突入しました。子どもや学生にとっては、１年のうちで最も楽しい時期ですね。でも、暑い中を満員電車で通勤し、たっぷり休暇のとれない社会人や、子どもたちの世話に明け暮れるお母さんには、逆に大変な時期かもしれません。 　そんな時は、海や山でアウトドアライフを楽しみましょう。開放感が感じられ心身ともにリフレッシュできます。でも、20歳を過ぎた皆さんは、アウトドアといえば気になるのは日焼け。そこで今週は日焼け対策についてお話します。 　日焼けの元といえば、紫外線。紫外線には、カルシウムの吸収を促進するビタミンＤの合成を助けたり、新陳代謝を活発にしたり、殺菌作用などの働きがあります。 　しかし、肌の健康を考えると紫外線は、おすすめできるものではありません。なぜなら、紫外線は日焼けをひき起こし、過度に当たるとシミを招き、肌を老化させシワを作ってしまうからです。また、色の白い人が急に日焼けをしたり、過度の日焼けを続けていたりすると、皮膚の細胞の遺伝子が傷つけられて、皮膚ガンになる恐れもあります。 　対策としては、暑い夏の時期の外出は、午前10時から午後２時くらいまでは避けること。どうしても、外出しなけらばならない時は帽子や日傘、長袖などで日除け対策をするようにしましょう。また、汗の中の塩分は日焼けのもとになります。汗をかいたらそのままにしておかないで、できるだけ洗い流しましょう。睡眠不足は、肌の老化を促進し、日焼けによるダメージを受けやすくします。睡眠は十分にとりましょう。 　夏にありがちなのは、アルコールを飲んだ後の日焼け。リゾート地で、日中からビーチでアルコールを飲んだり、汗をかいた時の水分補給をアルコールで行うのはの極力避けましょう。アルコールは血管を拡張させて、紫外線の影響を受けやすくするからです。 　身体の中から日焼けを防止することも重要です。肌を黒くする元であるメラニン色素の沈着を抑え、シミを防ぐのは、ビタミンＣ。ビタミンＣは、コラーゲンの生成も助けるため、肌にハリも与えてくれます。また、ビタミンAもコラーゲンの生成を助けることが、最近わかってきました。さらに、ビタミンＣとビタミンAが一緒になると、すでについてしまったシミも薄くしてくれます。 　メラニン色素の沈着を抑え、肌の老化を防止するためには、これらのビタミンをサプリメントで摂ると効率的です。夏にアウトドアライフを楽しむ予定の人は、夏の期間だけでも、ビタミンＣとビタミンAのサプリメントを摂るようにするといいでしょう。 　美白ブームですが、女子高生の間では、まだまだガングロのヤマンバ族がすたれていませんね。彼女たちは、近い将来、お化粧をしなくても、あのような顔になってしまう恐れがあるのを知っているのでしょうか・・・ ---2000.7.29　(c) 2000 by Mari Wakasugi ---