冷たい北風がふき、冷え症の人には辛い時期になりました。雪国に住む冷え症の人はこんな時期は、本当に大変そうですが、冷えを訴える人は、寒い北国よりも都会に生活している人の方が多いそうです。
冷え症の原因は、やせすぎ、太りすぎ、朝食を食べない、体質、低体温、貧血、体力不足、ストレス、不規則な生活、運動不足、食欲不振、栄養不足、自律神経の不調などたくさんありますが、長年続いている頑固な冷え症の場合は、自律神経の不調が最も大きな原因といわれています。
では、自律神経不調の原因は何なのでしょうか?その主原因はストレスによるものですが、最近ビタミンEの不足も自律神経に不調をもたらすことがわかってきました。
排気ガスやスモッグの中で生活をするとビタミンEが体内から非常に喪失しやすくなります。したがって環境のよくない都会で暮らす人は、ビタミンEが不足しやすい状況にあります。
つまり、こうした理由から、空気が悪くストレスの多い大都会で生活する人に自律神経不調が多く見られ、その結果、冷え症の人が多くなるのです。
自律神経の不調による頑固な冷えを改善するためには、ホルモンのバランスを整えて自律神経機能を回復し、血行を良くして身体を温める必要があります。それにぴったりなのが、ビタミンEです。
ビタミンEは、秋刀魚、鮪、アーモンド、ピーナツ、小麦胚芽油、サフラワー油、アンコウの肝、緑黄色野菜、ごま、大豆などに豊富ですが、サプリメントで定期的に摂取するのが冷え症改善の早道です。
さらに、ストレスを解消し身体を温める効果抜群のぬるめのお風呂にゆっくり入るのもおすすめです。身体を内側と外側の両方から温め、今年の冬は頑固な冷え症にさよならしましょう。
---2001.12.29 (c) by Mari Wakasugi ---
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