[No.16: スカルプチャーネイルで爪にこだわる]
スカルプチャーネイル、またはアクリルネイルをご存知ですか?私が初めてこれを体験したときはかなりの驚きで、爪に対するアメリカ人女性のこだわりを痛感したという感じです。
特にお洒落に敏感な黒人の女性達の間では、長く美しい爪を保つために、スカルプチャーをしている人が多く、凝ったネイルアートをしている人もたまに見かけます。日本でも3Dネイルなどが、雑誌に載っていますよね。あれもアクリルネイルの一種です。
スカルプチャーネイルとは、アクリルパウダーを専用のリキッドで溶かしてつくる付け爪のようのものですが、市販の付け爪にくらべ、持続性やフォームが綺麗なことで知られています。もともと自分の爪の形が気に入らない場合や、長い爪が好きという方にはとても便利。
通常の付け爪は、幅やフォームがなかなか合わなかったりして、不自然に見えたり、テープやグルーではすぐ取れてしまったりと、何かとトラブルも多いですよね。
このスカルプチャーネイル、アメリカのネイルサロンでは約$30程度ですが決して安いものではありません。高度な技術と時間を要するせいもあり、日本では1万円以上するところがほとんど。しかも自爪が伸びてきたら、その溝にまたアクリルを埋め込んで補正する”フィルイン”という作業も必要ということもあり、とってもお金がかかるんです。
そこで、家庭でも自分でできるように、ドラッグストアではスカルプチャーキットというものが売られています。基本的に必要な道具がセットされており、価格は約$10。正直言って、10本の指を全部一人でやるには、かなりの練習と時間が必要ですが、フィルインくらいなら、なんとかできそうです。
やり方を簡単に説明すると、爪の表面に軽くやすりをかけて平らにし、ネイルシートというシールを爪につけ、アクリルを乗せるための土台をつくります。ブラシにリキッドを含ませ、アクリルを少しずつ溶かしながら、爪に乗せて形をつくっていきます。リキッドは時間が経つと固まってしまうので、手早く行うのはポイント。あとはやすりで削ったり、形を整えてできあがり。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、興味のある方は、一度サロンでやってもらうといいと思います。 または、輸入雑貨を扱う店で売っていると思いますので、トライしてみてください。でもほんとに難しいですよ。
---2000.11.28 (c) 2000 by Kayoko Okochi ---
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