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[No.17: 紫外線のUVBとUVAの違いは]


 5月に入り、太陽光線もまぶしく感じられるようになりました。紫外線量が日に日に増えているのが実感できるようで、紫外線対策に本腰を入れる季節でもあります。

 紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。海辺やプールで肌を焼くと赤くなりますが、この日焼け(サンバーン)はUVBの仕業。UVBが肌の表皮細胞の遺伝子を直接傷つけることで起こります。傷ついた細胞はやがて消えていき修復しますが、生き残って傷を自己修復できない細胞が、シミなどの原因となり、ひどくなると皮膚ガンの源にもなります。

 さらにUVBは真皮にあるコラーゲンを壊す酵素を増やす作用まであります。なんとたった2分間浴びるだけで、この酵素が約3倍も増えるとか。コラーゲンは肌のハリを保つのに欠かせないものなのに、壊されたら肌の状態が明らかに悪くなってしまいます。

 一方、UVAはUVBほど急な悪さはしません。日に当たった肌が黒くなるサンターンくらい。しかし、真皮まで届きコラーゲンを壊し、活性酸素を発生させて遺伝子を傷つけ、皮膚の免疫機能も低下させます。それにコラーゲンを壊す酵素を活性化させ、1時間浴びると通常の3倍に増やしてしまいます。UVBに比べると大したことないと思いますが、UVAは雲や窓ガラスも通り抜けるため、晴れた日だけしか心配いらないUVBより20〜30倍の量が私たちに注がれていて、はるかに厄介なものです。

 このUVAの性質がシワを作る原因になると考えられています。その証拠に、滅多に日光にさらされないお尻の肌はツルツルですが、顔には年とともにシワが増えていきます。これは光老化といい、紫外線による肌の老化です。

 実は肌自身にも紫外線から肌を守る作用があります。それは、紫外線を吸収するメラニン色素です。色白の人はメラニン色素が少ないので、シワやシミもできやすいのです。

 南に行くほど紫外線の量は多くなり、シミの出る平均年齢は、秋田で60代、鹿児島で40代と約20年の差があるとか。旅行に行く際は、場所によって紫外線対策も考えないといけないようですね。

---2000.5.6 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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