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[No.25: ゾーンによって肌タイプは違う]


「乾燥肌なのにニキビができた」とか、「脂性肌なのに最近、カサカサする」という人はいませんか?自分の肌を乾燥肌や脂性肌と単純に思っている人が多いのですが、実は顔の部分によって肌のタイプは違います。

 肌の潤いは、角質層の水分量と肌表面の皮脂量で変わってきます。角質層に十分な水分があり、適度な皮脂で被われていれば水分の蒸発を防ぐので、潤いのある肌をキープできます。しかし、皮脂腺の数や働きは顔のゾーンで違ってきます。皮脂の分泌が多いとニキビができ、少ないと乾燥による肌荒れが起こります。

 顔の肌はTゾーン、目の周辺、ほお、あご、口の周りの大きく5つのゾーンに分かれます。まず、Tゾーンの額と鼻は皮脂の分泌が盛んで、ニキビもできやすい場所。小鼻には皮脂がたまりやすいけれど、パックをしすぎると、黒ずむ原因になります。あごも意外と皮脂量は多めなので、ニキビになる前のコメドができやすく、シャツの襟などが当たりやすいので、肌が硬くなったり、シミもできやすい場所です。

 ほおは、皮脂も汗も少ない場所。それなのに、顔のなかで一番面積が広いので、どうしても洗い過ぎになりがち。目の周りは顔の他の部分に比べ、皮膚の厚さが3分の1から4分の1と薄いため、保湿成分も皮脂の分泌が少ないうえに、まばたきなどの動きで、小じわもできやすい場所です。また、口の周りも皮脂分泌が少なく、動かすことが多いので、シワもできやすい部分。それに、口紅による色素沈着で唇の輪郭線がぼやけてくることが多いので、お手入れ重視の場所でもあります。

 簡単にできる肌の水分と油分のチェックとしては、油取り紙で各ゾーンの油分を調べることができます。洗顔30分後、ゾーンごとに油取り紙をあてて皮脂量をチェックしてみましょう。紙が透き通ったら油分が多い証拠。その部分には、油分の多いクリームや乳液の使用は控えたほうがいいでしょう。

 このように、顔のゾーンによって皮脂や水分量も違ってきます。それなのに、顔全体を同じスキンケアを行っていると肌トラブルが起きる可能性が高くなります。まず自分の顔のゾーンごとの肌タイプを知ることから始めましょう。

---2000.7.1 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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