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[No.35: 肌の色を左右するのは]


 日本人は黄色人種ですが、肌の色にはかなり個人差があります。ぬけるような白い肌、小麦色の褐色の肌、同じ環境で生まれ育ってもかなりの違いがあります。

 肌色を決める要素は3つ。最も大きく肌色を左右するのが皮膚の色素、つまりメラニンの量で、メラニンが多いほど、肌色は黒くなります。

 メラニンの量は、メラニンを作るメラノサイト自体の数に違いがあるように思いますが、人種や元々の肌色に関わらず、メラノサイトの数はほとんど同じ。違うのはメラニンの生産量です。個人のメラニンの生産量を決めるのは、遺伝が基本です。ですから、色黒の父親と色白の母親のどちらの遺伝を引き継ぐかによって、元々の肌色に違いが出ます。

 2つ目の要素は、皮膚の血流量です。肌の毛細血管の循環の善し悪しが、肌の赤みを左右します。ですから、血流が悪い人は目の下のクマやまぶたのはれができやすくなるのと同時に、顔色がドス黒くなったり、浅黒くなったりというように顔色にも影響します。

 3つ目は皮膚に運ばれてくる物質の影響です。ミカンを食べ過ぎると顔色が黄色くなりますが、これはミカンに含まれるカロチンの仕業です。

 もうひとつ大きな要因は年齢。メラニンは30歳ごろから増える傾向にあり、一方、血流量は加齢によって低下するため、肌の血色が悪くなって暗い色目になり、黄色っぽい感じに変わっていきます。さらに、角質層の水分不足で透明度が悪くなり、ハリのないくすんだ感じに見えます。

 ですから、水分補給と保湿化粧水で角質層に潤いを与え、美白化粧品でメラニンの生成を抑えることが大切になってきます。加齢とともに肌を衰えるのは仕方がありませんが、対策を十分に行えば、素肌は年齢より若い状態にキープすることができるはずです。

---2000.9.30 (c) Mica Okamoto ---

 

 

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