[No.39:肌タイプ別日焼け予防]
日焼けは、シミ、シワにつながり、皮膚ガンの危険性もあり、肌の大敵。
紫外線は、皮膚細胞のDNAを傷つけます。多少の傷なら修復できますが、長時間、紫外線を浴び続けると修復が間に合わず、細胞が死んでしまったり、ガン細胞に変異したりするため、紫外線対策は必須です。
日焼けを防ぐには、日傘や帽子、長袖で直射日光を防ぐのはもちろん、日焼け止めクリームなどをつけるのは常識です。日焼け止めの指標には、日本化粧品工業連合会が定めた「SPF」と「PA」の2つがあります。人によって肌のタイプが違うため、日焼けに強い人と弱い人がいます。自分の肌タイプを知ったうえで、外出時間に応じて、日焼け止め剤を選びましょう。
*UVBを防ぐ「SPF」
「Sun Protection Factor」の略。主に、UVBを防ぐ効果を示します。日光を10分間浴びると肌が赤くなる人が値「10」の商品を使うと、計算上は10倍の100分間、赤くなるのを防げる事になります。また、30分で皮膚が赤くなる人が日焼け止めで赤くなる時間を1時間に延ばせたなら、SPF値は2になります。
*UVAを防ぐ「PA」
「Protection grade of UVA」の略。UVAの防止効果を示し、「+」が多いほど、効き目が強い。「+」は効果がある、「++」はかなり効果がある、「+++」は非常に効果がある、を示します。
【スキンタイプ別外出時の日焼け止め剤の選び方】
スキンタイプ |
日常的な洗濯など (〜1時間) |
買い物、近くの散歩など (1〜3時間) |
海水浴・屋外スポーツ (3時間以上) |
赤くなりやすい 黒くなりやすい |
10(SPF値) +(PA値) |
30 ++ |
50 +++ |
ほどほど赤くなり ほどほど黒くなる |
〜10 + |
20 ++ |
30 +++ |
赤くなりにくく 黒くなりやすい |
〜5 + |
10 + |
20 ++ |
▼No.40:紫外線吸収剤と散乱剤の違いも参考にして下さい。
---2005.7.24 (c) Mica Okamoto ---
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