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[No.08: アメリカのランジェリー事情]


 日本とアメリカの下着を比べてみると、いろいろな違いを見つけることができます。製品に関していえば、日本製は機能的でデザインはコンサバティブ、アメリカ製はサイズやデザインは豊富だけど機能はいまいちといった感じがします。

 例えば、日本で売っているお尻のラインをきれいにみせるレースのショーツやロウウエストパンツ用のショーツなんてアメリカにはありません。Tバックか普通のショーツかどちらかです。もちろんワンダーブラといったプッシュアップ機能を持つ下着やベーシックなデザインもありますが、それよりもレッド、ショッキングピンク、グリーン等のビビッドカラー使いやアニマルプリント、総レースなど派手なデザインが目立ちます。

 アメリカでナンバーワンの下着メーカーといえば『ビクトリアン・シークレット』。下着はもちろんのこと、フレグランスをはじめとする化粧雑貨、また通販では洋服なども扱っています。日本でも通販カタログをご覧になったことのある方は多いのではないでしょうか。

 この『ビクトリアンシークレット』は、なんといってもプレイボーイばりのカタログが有名。多くの男性たちは、ガールフレンドや奥さんに送られてくるカタログを楽しみにしており、そのセクシーなモデルたちの名前まで覚えているとか。歴代のモデルは、クラウディア・シーファーやタイラ・バンクスなど、ほとんどがスーパーモデルといわれる人達でしたから無理もありません。

 今では当然ウェブサイトでもショッピングができるわけですが、このサイトをプロモートする際、アメリカで最高の視聴率を誇るスーパーボール(アメリカンフットボールのゲーム)のスポンサーとしてコマーシャルを流しました。男性視聴者が大部分を占める番組に膨大な広告費を投入するというのも不思議な感じがしますが、放映後サイトはアクセス集中によりパンク状態になったそうです。

 システムダウンという失敗はさておき、それ以来業績は急成長、この戦略は大成功をおさめました。アメリカの男性は女性に下着のプレゼントをしたり、好みのランジェリーを買うようすすめたりするのでしょうね。デザインや機能だけでなく広告戦略も含め、文化の違いを感じます。

---2001.1.23 (c) 2001 by Kayoko Okochi ---

 

 

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