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子どもの健康情報【子ども時代の肥満は一生の肥満に】


 最近、肥満児が増え、子どもの10%以上が肥満といわれています。肥満が原因となり、高血圧や糖尿病、便秘などの生活習慣病が子どもにも見られるようになってきました。

 肥満になるのは、脂肪細胞の数の増加脂肪細胞自体のサイズが大きくなることがあげられます。
 人間は胎児期から脂肪細胞が増え始め、生まれた頃には成人の20〜25%ができあがります。その後、思春期まで増加していきます。子どものころに肥満の子は、すでに7歳前後で成人と同じ脂肪細胞の数があり、脂肪細胞のサイズもどんどん大きくなっていきます。脂肪細胞のサイズは努力すれば元の大きさに戻せますが、数が増えてしまっていると、なかなか減らすことはできません。ですから、子どもの頃の肥満は一生の肥満につながるのです。

 また、肥満の原因は、遺伝が30〜40%、環境が60〜70%ともいわれており、太った家族と同じような食事で育つ食習慣によることがほとんどです。

 
【太った子どもの食生活の特徴】

  • 朝食を食べない。
  • 大量の食べ物を早食いする。
  • 昼食や夕食を決まった時間にとらない。食事時間が不規則。
  • 食べたい時間に場所をかまわず食べる。
  • コンビニのおにぎりやカップ麺、唐揚げ、スナック菓子や菓子パンをよく食べる。
  • ペットボトルの清涼飲料水で噛まずに流し込む。
  • ファミリーレストランやファーストフード、焼き肉屋など外食を好む。
  • 脂肪と糖分の多い食事が多い。
  • 好きな物だけを多量に食べる。
  • 好き嫌いが激しい。
  • 野菜嫌い。

 肥満を防ぐには、3食規則正しい時間帯にバランスのよい食事を、毎日きちんと摂る生活習慣を身につけさせることが大切です。そのためには母親をはじめとする家族全員の協力が欠かせません。子どもは小さい頃から自分で食べるものを選べませんから、子どもが肥満や生活習慣病になるのは親の責任ともいえます。

 肥満は健康面だけでなく、いじめや不登校など、心の問題にも影響が出てきます。精神的なストレスがさらに過食などにつながり、肥満を加速させる恐れがあります。

 子どもの将来のためには、食べる量を減らすのではなく、与える食品や食材に気をつけ、調理内容を工夫し、心身バランスがとれるような食生活を心がけることが大切です。


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