Home Health Supplement Child Diet Beauty  
     
 

子どもの健康情報【たくさん寝る子は健康!】


 「夜早く寝る子ほど、心身の調子がいい」ことが、数字で明らかになりました。
 千葉県船橋市八木が谷小の山下洋教諭が、2000年に小学校5校の4〜6年生、約1060人を対象に調査を行いました。
 その結果、夜10時までに就寝している子(全体の約3分の2)と、それ以降に寝る子(全体の3分の1)を比べると、健康状態に差がありました。

【子どもの就寝時刻と心身の調子】

心身の状態 夜10時までに寝る子 夜10以降に寝る子
目が疲れている53%68%
だるい45%58%
学校へ行きたくない43%56%
肩がこっている30%43%
腰が重い38%27%

 表を見ると、寝るのが遅い子のほうが、心身の調子が悪いことがわかります。とくに、「目が疲れている」は、早く寝る子は54%、遅く寝る子は68%と大きな差がありました。

 また、「食後の歯磨き」、「手荒い・うがい」などの生活習慣と、就寝時刻との関連を調べたところ、早く寝て、長く眠る子のほうが、生活習慣の定着率が高いことがわかりました。「食べ物の好き嫌い」と睡眠時間の関係を調べたところ、「好き嫌いがない」という子は、睡眠9時間以上で59%、9時間未満では49%と歴然と差が出ました。

 成長期の子どもには、睡眠はとても大事なことです。幼児期のころから、大人にあわせた生活習慣が身についてしまっていると、どうしても、寝る時間が遅くなります。
 小学生の時期は、一生のうちでも、大きく成長する時期ですので、子どもの睡眠時間を最低でも9時間を守れるように、親が注意しましょう。

参考:朝日新聞2001年3月19日


【Child】トップページ