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【冬太りを避けよう!】


 寒さも本格的になってきて、脂肪が蓄積されやすい季節となりました。そう、冬は1年のうちで最も太りやすい季節なのです。

冬に太る理由

生体要因

    1.寒さから身を守るため脂肪がたまりやすい時期。
     気温が低くなると人間の身体は寒さから身を守るため、本能的に体温を上げようとします。体温を上昇させるためのエネルギー源となるものが、脂肪です。そのため、冬は自然に身体が脂肪を貯め込みやすい状態になります。

    2.脂肪が分解されにくい季節。
     脂肪分解酵素のリパーゼは低温だと働きにくいため、寒い冬は脂肪が分解されにくくなります。

環境要因

    1.イベントが多い。
     クリスマス、忘年会、正月、新年会など、冬はイベントが目白押し。そのため、普段よりもたくさん飲んだり食べたりしてしまいがちです。

    2.外出が減り、あまり動かない。
     開放的になる夏とは対照的に、冬は寒くて外へ出るのがおっくうになります。そのため、運動量が減り、消費エネルギーも減ってしまいます。

    3.厚着の季節。
     お腹が出ていても厚着で隠せるので、体型を気にしなくなります。

具体策で冬太りを避けよう!

 冬太りを避けるためは、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させることがポイントです。リパーゼを活性化させるためには、身体を温めるのが一番です。

20分以上の有酸素運動で身体を温める。

 冬太り対策には、有酸素運動がおすすめ。なぜなら、身体が温まりリパーゼを活性化させるためには、運動開始から20分以上の時間が必要だからです。20分以上続けて運動するためには、ダッシュやジャンプのような短時間しかできない運動よりも、ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、筋肉を継続して動かす有酸素運動が適しています。

 また、脂肪を効率よく燃焼させるためには、満腹時よりも、少しお腹がすいている時の方が効果的。ただし、空腹感が強い時や早朝は避けましょう。

食べ物で身体を温める。

 身体を冷やす食べ物を控え、身体を温める食べ物を鍋やスープなどの温かい料理法で食べる。身体を冷やす食べ物も、温めて食べれば大丈夫!

    身体を温める食べ物
     根菜類(人参やゴボウなど)、玉ネギ、長ネギ、唐辛子、ショウガ、ニンニク、ニラ、かぼちゃ、納豆、梅干し、羊肉、鶏肉など

    身体を冷やす食べ物
     夏野菜(なす、キュウリ、トマトなど)、レタス、セロリ、バナナ、たけのこ、牛乳、清涼飲料、白砂糖など

お風呂で身体を温める。

 熱いお風呂より、ぬるめのお湯にゆっくりつかった方が身体がよく温まります。とくにおすすめなのは、39〜40度くらいのぬるめのお風呂に出たり入ったりを繰り返す反復浴!血行をよくし身体が芯から温まるため、寝ている間も体温が高くなり、脂肪が燃焼されやすい状態が持続します。

反復浴の方法

    1.かけ湯:お湯を少しずつ心臓から遠いところから心臓にむけてかけ、体を徐々にならしていく。
    2.仮入浴:5分間、湯ぶねにつかる。深呼吸して心身ともにリラックス。
    3.休 憩:3分間、湯ぶねから出て休憩する。
    4.本入浴:8分間、湯につかる。マッサージなどを行うとより効果的。
    5.休 憩:5分間、湯ぶねから出て休憩。この間、身体や髪の毛を洗う。
    6.最後の入浴:8分間湯につかる。マッサージをするのもOK!
    7.休 憩:1〜2分休憩した後、浴室の外へ出る。30分ほどゆっくり休憩し、身体が温かいうちにベッドに入る。

 ノンシュガーのお茶類やミネラルウォーターで水分補給して体の熱を逃がさないようにして汗を流す時間を作るのも効果的。ただし、飲みすぎはNG。飲む速度もゆっくり少しずつ飲むのがポイントです。

 ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行った後、身体を温める根菜類をたっぷり入れたキムチ鍋をいただき、ぬるめのお風呂にゆっくり入って、湯冷めしないうちに寝る!宴会が続いた後の休日は、こんな風に過ごしてみてはいかがですか?

冬太りについては「冬太りの予防に、運動&トナリン」もぜひ参考にして下さい。

---2000.10.24 (c) Mari Wakasugi ---


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