CINEMA DIARY

(2000/米)
製作総指揮：ローリー・マクドナルド / ウォルター・Ｆ・パークス
製作：デビッド・Ｈ・フランゾーニ / ブランコ・ラスティグ / ダグラス・ウィック
監督：リドリー・スコット
脚本：デビッド・フランゾーニ / ジョン・ローガン / ウィリアム・ニコルソン
原案：デビッド・フランゾーニ
撮影：ジョン・マシソン
音楽：ハンス・ジマー
出演：ラッセル・クロウ / ホアキン・フェニックス / コニー・ニールセン / オリバー・リード / リチャード・ハリス / デレク・ジャコビ / ジャイモン・ハンスゥ / デビッド・スコフィールド / ジョン・シュラプネル 他

▼感想

　あまりにも残酷！人が剣で殺し合うのが見せ物だなんて！ローマ人はあんなことをやって、街が大きくなっていったなんて。ラテン人はやはり血を見るのが好きなのだ。闘うシーンは目をそむけたくなった。

　卑劣な王は、誰からも信頼されず、権力だけしか頼るものがない。愛を受けられずに育ったせいで、今でいえばアダルトチルドレンなのだ。あまりにも悪役として描かれていたけれど、あんなヤツって結構周りにいるかもしれない。

　最後に悪役の王は倒したが、主人公も死んでしまう。ずっと願い続けた家族との対面が、天国でかなう、という結末が悲しい。業を背負った人間は現世では幸せになれないのか・・・