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[No.005 骨格の歪みをなくして健康になろう!]

 20代半ばごろ、階段の昇り降りがきついほど右足が急に痛くなった。整形外科にいってレントゲンをとっても異常はなく、どうしたものかと思っていたところ、友人にある先生を紹介してもらった。

 診療所にいくと、先生に背を向けまっすぐに立つよういわれた。後ろから背骨や骨盤の位置を確認するように触れた後、いきなり「右足が痛みますね。それに右腰も。朝は起きるのがつらいでしょう。起きたときにのどがつまったような感じがしませんか」など、その時に自覚していた症状を次々と言い当てた。まだ何もいってないのに、あまりにも正確に言い当てるので、まるでマジックかとも思える程だった。

 手を使っての施術は、横になり、骨の根元を回したり、指を使って押したり、時にはバキボキと音もするが痛くはない。終わると、気分はスッキリ。パズルがきちんとはまったかのような、ニュートラルな感じで、全身が軽くなる。調子が悪くなるとお世話になり、10年以上のつきあいになる。

 その先生が行うのは背骨や骨盤など骨格を調整して正常な位置にもどしに、人の自然治癒力を最大に発揮させる「姿勢均整術」。数個の骨でつくられる脊椎には体中の神経がつながっているが、そのひとつひとつにはさまざまな神経がつながっている。

 ひとつの骨が少しズレると重心を保つためや、その機能をかばうために、他の骨がズレを起こす。そうしてあちこち骨の歪みが生じ、痛みが出たり、内臓の調子が悪くなるのだという。だから、骨と骨とのズレを元に戻すことで、痛みやだるさがなくなる。足を組んだり横座りは骨盤の歪みの原因だと聞き、きっぱりやめた。

 しっかりした骨格の人なら、大きな歪みを元にもどせば治ってしまうが、私のようなやわな体は、ストレスや不規則な生活で、すぐに歪んでしまうらしい。自分の体のくせとは一生つきあっていかないといけないのだから、しかたがないとあきらめた。

 不思議なのは痛みが出ている場所とは全く違う場所を刺激すること。何度も通っていると、どの場所を刺激すると、どこに効くかがわかってくる。先生に教わる度、人間の体の神秘さに驚いてしまう。そのおかげで「体調がおかしくなるのは、生活の乱れで体にズレが生じたから。歪みさえなければ、体の機能はきちんと働くはず」と、体の異変に対して深刻にならなくなった。

---99.8.24 (c) 1999 by Mica Okamoto ---

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