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[No.023 玄米は栄養の宝庫]

 最近、玄米に凝っている。最初固くて馴染めなかったが、白米とは違って味があるように感じる。炊く前に12時間ほど水かぬるま湯につけるのポイントだ。全部玄米にすると、ちょっと抵抗があるので、胚芽米と玄米を2対1にしている。カレーや炊きこみご飯では、ちゃんとご飯の存在感があっておいしい。

 急に玄米に興味が出たのは、発芽玄米のことを知ってからだ。
 玄米、三分づき米、胚芽米などの胚芽のついた米を水に浸しておくと、発芽の準備に入り、ギャバというものが増える。ギャバとはお米に含まれる‐アミノ酪酸で、脳の血流を改善する薬として使われている。その他に腎機能や肝機能を高め、高血圧には血圧を下げ、精神を安定化や中性脂肪を減らすなどのさまざまな効果があるのだという。最近そのことがわかり、ギャバのサプリメントまで発売されている。

 玄米のすごさはギャバだけではない。ぬかと胚芽部分にビタミンやミネラルが多く含まれており、玄米を食べるだけで十分なビタミン・ミネラルが摂取できるとまでいわれている。現代栄養学の基本の「1日30品目の食品を食べよう」というのは、白米を主食にすることを前提した目安で、玄米を主食にすれば、副食がいい加減でも栄養バランスがある程度摂れるという学者もいるほど。

 昔の人は白いご飯を食べるのが上等とされていて、精米率の悪い茶色い米を嫌う。確かに玄米は固いし、匂いもあるので、食べやすいとはいえない。でも、高脂肪高蛋白の肉中心、ビタミン&ミネラル不足で成人病になりやすい現代の食生活を考えれば、適当なおかずでも玄米を食べていれば万全の食生活だった昔のほうがずっと健康的なような気がする。なんだか、見た目や外見ばかりを気にしている、中味のない現代人を象徴しているようだ。

 そういえば玄米を食べてガンが治ったという人や長生きした人の話を聞いたことがある。玄米パワーを知ると、そのこともすんなり納得できてしまう。

 玄米そのもののご飯は食べにくいので、玄米をその日の食べる量だけ精米して食べるのが新鮮でいいのだとか。玄米パワーを身につけるため、今我が家では精米機を買うかどうか思案中だ。

---2000.5.08 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

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