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エコロジー
【ダイオキシン検出水系ワースト10】



 これまで国は排ガス調査を優先し、排水は後回しにしてきました。環境庁は、都道府県に産業廃棄物焼却炉からの排水についての点検を求めることになりますが、昨年度の調査では、11の産廃焼却施設の排水の原水濃度は平均値が27000ピコグラム、汚水処理後は52ピコグラムと高い値を示しています。

 環境庁と都道府県は平成12年度に27億円をかけて、全国3000ヵ所で調査することにしていますが、濃度が高かった場合、どこまで汚染源を徹底解明をするかという指針は今のところはっきりありません。

 環境庁は今年1月にダイオキシン対策法で排水基準を1リットル中10ピコグラムに決めました。しかし、すぐには守れないとして、当面5倍という甘い暫定基準を適用しています。今後は年1回の測定が事業者に義務づけられますが、このような行政の甘い姿勢が事業者にも甘えを生むのではないか、と心配されています。

 表は、環境庁が98年に全国の河川のダイオキシン濃度を調査した結果です。調査は1回と夏冬2回の地点があり、2回の地点は高い値のところです。

【環境基準を超えるダイオキシン類が検出されたワースト10】
(単位はピコグラム)
順位 河川名(調査地点) 1リットル当たりの値
岩田川(津市)25.0
いたち川(横浜市)4.7
引地川(神奈川県藤沢市)4.5
新川川(高知市)4.2
桜川(水戸市)3.8
鴨川水系(京都市)3.6
多摩川(東京都調布市)3.5
今之浦川(静岡県磐田市)2.5
平作川(神奈川県横須賀市)2.0
10古宮排水炉(岐阜県大垣市)1.9


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