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[No.018:五月病に負けないで!]


 ゴールデンウィーク明けの週は、なんとなく身体がだるい人も多いことでしょう。旅行やスポーツなどでの身体的疲労もありますが、この時期には気分的にやる気が出ないという人も増えてきます。

■五月病とは

 4月は新学期や新年度が始まり、学校や職場が環境に変わり、新しい出会いで人間関係が活発になります。最初はどんな人でも、少しの緊張感を抱きながらも、前向きになんとかやっていこうと努力します。しかし、ゴールデンウィークの休みでリラックスしたため、精神的にはりつめていたものがゆるみ、立ち向かうやる気がなくなるとともに、心の奥にひっかかっていた悩みや問題がクローズアップされてしまうことがあります。その時期をうまく乗り越えられればいいですが、ひどくなると学校や会社を休んでしまうことも。

 五月病は、軽症のうつ状態にあたります。
 暗い気持ちになる気分の低下、なにもやる気がしない意欲の低下、疲れやすい、眠れない、食欲がないなどの不調が重なって表れたら治療が必要です。

■なにが問題なのか、原因を探る

 やる気が起きない原因は、自分ではわかっているつもりでも、意外に把握できていないことも多いもの。また、問題をクリアできない自分を認めたくないことや、問題に真正面から向き合っていない自分がいる場合もあります。自分の本音に気づくように努力することも大切です。問題点が具体的になれば、解決法も具体的に考えられることもあります。

 また、一時的に気分は解消されても、心の中の根本的な問題が解決されなければ、何かの拍子にまた出てきて、生活に影響を与える場合もあります。「五月病は、心のサイン」ととらえられれば、自分を見つめ直す機会になるのかもしれません。

■いろいろな対策

 まず、生活習慣を整えることから始めましょう。規則的な三食を摂ることや家族や友人などと楽しい雰囲気を重視した食事を心がけましょう。十分な睡眠と休養でGW疲れをとることも大切です。この時期は、昼夜の気温差があり、急に暑くなることも多く、身体の機能が思ったより発揮できないこともあります。できるだけ身体を休め、規則正しい生活を送りましょう。

 思いっきり、汗をかくとすっきりすることもあります。無理のない程度にスポーツに熱中するのもいいでしょう。また、映画やビデオを観て、思いっきり泣いたり笑ったりして感情を外に出すことですっきりできることもあります。

 セントジョンズワートというサプリメントを使うのもひとつの方法です。セントジョンズワートは、97年にアメリカで、鬱病に効くハーブとして認められてから注目されました。うつ症状、特に、軽度から中程度のうつ病患者には抗鬱薬よりも多く処方されており、その効果は抗うつ薬と同じ程度であることも実証されています。

 抗うつ薬を使用すると、3人に1人が悪心、過剰興奮、不眠、性的活力の減退などの副作用が出るのに対し、セントジョンズワートの副作用はめまい、疲労感、口の乾き、アレルギー反応などの軽いもので、出るのも10%以下とひじょうに少ないというのも人気の秘密のようです。

 この時期は精神的にも身体的にも不安定になりやすいもの。なんとなくやる気が出ないのは、季節のせいと考え、あまり悪い風に思い詰めないようにしながら、気分を盛り上げるように自分を導いてあげるのが大切かもしれません。            

---2000.5.13 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

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