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[No.032:夏はビタミンC不足にご用心]


 ビタミンCといえば、風邪の予防や肌の美白、免疫力アップなど、さまざまな効能が知られており、ビタミンC不足はいろいろなトラブルを引き起こす要因になります。特に、夏は暑さや紫外線の強さでビタミンCの消費量が多くなり不足気味しがちです。

■夏にビタミンCが減る理由

 まず食事からのビタミンC摂取が減ることがあげられます。1年を通してみると、ビタミンC摂取のピークは12月。ちょうどみかん、柿、ブロッコリー、ほうれん草などビタミンCの多い果実や野菜が出回るのは冬ごろは、食事から自然に摂取する量も増えます。逆にいえば、夏はそれだけ食事からビタミンCを摂るのが難しいといえます。

 さらに、夏の暑さや紫外線は体内の活性酸素を増やし、体内のビタミンCを消費します。ビタミンCの1日の栄養所要量の目安は100mgですが、夏は200mgをめざしたほうがいいとされています。タバコを吸う、炎天下に出る、激しい運動をする場合は、さらにビタミンCの消費量が増えるので、500mgくらい摂ったほうがいいといわれています。

■食事からビタミンCを摂るには

 最近、どんな野菜でも1年中いつも食べられますが、季節によって栄養素の量が変わります。例えば、ほうれん草。夏のほうれん草のビタミンCは、旬である2月ごろの5分の1しかありません。夏が旬のじゃがいも、トマト、サヤインゲンは冬より夏のほうがビタミンCが多く含まれていますので、これらを積極的に食べましょう。

 野菜からビタミンCを摂るには、できるだけ加熱時間を少なくするのがポイント。例えば、ほうれん草だと、1分ゆでるとビタミンCは当初の75%、3分ゆでると50%に減ります。じゃがいもをゆでると、生のときより半分もビタミンCが減ってしまいます。ゆでるより、炒めたり電子レンジを使うほうが加熱時間が少ないため、ビタミンCの壊れる量は減ります。

 生で食べられる果物なら調理によるロスがないためビタミンCを摂るのに最適です。夏みかんやプリンスメロンは、100g中40mgでおすすめ。野菜のなかでは、ピーマンは3分1個で100mg以上のビタミンCが含まれており、赤、黄、緑の順にビタミンCの含有量が多いので、サラダで食べるのがおすすめ。

 ちなみに野菜を切っておいておくと、鮮度が落ちるとともにビタミンCの含有量も減ります。冷凍野菜は新鮮なうちに急速冷凍しているので、栄養価も保たれていることが多く、一人暮らしで野菜をまとめて買っても食べられない人は、冷凍野菜を使うといいでしょう。コンビニなどで売られている刻んだ生野菜をサラダで食べても、ビタミン摂取としてはほとんど期待できません。

■サプリメントで摂るときのポイント

 ビタミンC不足になりやすい夏はサプリメントで補うのもおすすめです。食事で摂ったビタミンCはゆっくり吸収されて体内での効果も長持ち。一方、サプリメントは1,2時間で吸収されてしまいます。ビタミンCは水溶性なので、たくさん摂っても余分なものは排泄されるので心配はいりません。

 ドリンクやキャンディタイプは手軽に摂れて便利。でも、あまり一度にたくさん摂ると糖分の摂りすぎにつながります。また、キャンディだと1粒に300mg入っているものもあり、いくつも一気に食べるとCを3g以上摂ることになり、胃を荒らすこともあるので注意しましょう。

 夏風邪を引くと長引くことも。風邪予防にもビタミンCを!

---2000.8.19 (c) 2000 by Mica Okamoto ---

 

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