I'm fine ! といつでも言える暮らしのために役立つ情報がいっぱいです。    
Home Health Supplement Child DietBeauty  
Healthトップ>[Pickup News]>No.050  
 


[No.050:炭の健康パワー]


 炭の健康効果が注目され、いろいろな生活シーンで活躍しています。木炭をお風呂に入れたり、炊飯器に入れお米を炊いたり、すでに実行されている方も多いと思います。今回は炭の健康パワーについてご紹介します。

■炭について

 炭が日本に渡ってきたのは、平安時代。中国から弘法大師が持ち帰りました。その後、紀州の「備長炭」が有名になり、全国に広まりました。

 炭にはいわゆる黒い「黒炭」と備長炭に代表される「白炭」があります。特に備長炭は燃料としてだけでなく、最近では、浄化効果、土壌改良効果、消臭効果、遠赤外線による健康効果など、さまざまな利用法も脚光を浴びています。

 備長炭はカシ類のなかでも最も堅いウバメガシを原木として作られ、炭の断面には、光沢があり、手で触っても黒い粉がつきにくく、鋼鉄と同じくらいの硬さがあります。

 備長炭同士をぶつけるとキーンという金属音がしますが、これは無数にあいている孔が反響するため。湿度調整や水・空気をきれいにする秘密はこの孔にあります。

■木炭の健康効果

では、木炭のさまざまな効果を見てみましょう。

1.有害物質の吸収&消臭効果

 無数の孔はすぐれた吸着力をもつため、化学物質などの空気や水の汚れを取る力があります。悪臭を取り除き、空気を清浄したり、水をきれいにします。

2.微生物による防腐&消毒効果

 炭にあいている無数の孔に住む微生物が、悪臭の原因となる有機物を分解し、水や土、空気をきれいにするといわれています。また、天然の肥料として土壌改良もできます。

3.湿度調節&防カビ&防虫効果

 炭に無数にあいている孔が、水や空気を吸い、除湿・加湿効果があるので、湿度調整に役立ち、カビを防ぎます。また、湿度調節の結果、ダニ、白アリなどの害虫の防除にも効果があります。

4.天然ミネラルの供給

 炭には、天然のミネラルが豊富に含まれており、飲料水や炊飯に炭を入れるとミネラルが溶け出し、水やご飯のおいしさを増すと言われています。

5.マイナスイオンによる酸化の防止と新陳代謝の促進

 炭は炭素であるため、活発なマイナスイオンを発生させるといわれています。マイナスイオンは、体の新陳代謝をうながし、若返らせる効果があります。

 ほかにも、遠赤外線による温熱効果、有害電磁波を遮断などの効果が注目されています。

■生活シーンで木炭を活用しよう!

 こんなに健康効果がある自然の恵、木炭を上手に利用し、健康に役立ててはいかがでしょう。

 例えば、キッチン。ポットに木炭を入れると、カルキ臭の元になる塩素が取れ、味がおいしくなるともに、ミネラルが溶け出し、弱アルカリの健康水になります。炭は週に一度煮沸消毒し直射日光に干せば1〜2ヶ月間使用できます。

 炊飯器に、洗った米と一緒に炭を入れておくと、炭が、お米のぬか臭さと水のカルキ臭を取り去り、ふっくらとしておいしいご飯が炊きあがります。また、米びつに入れておくと湿気を調節を行ってくれるので、乾燥を防いだり、湿気を取ったりして、お米の鮮度を保ちます。

 天ぷらを揚げるとき、木炭を油に入れると、素材の水分を吸収してくれます。また、遠赤外線効果によりカラッと仕上がり、油の汚れも吸着してくれるので油が長持ちします。

 また、お部屋では、タバコやペットなどの気になるニオイを取り除く消臭剤として活躍します。お風呂に入れると、水を浄化し、肌への刺激が少なくなり、遠赤外線効果で身体を温め、湯冷めしにくくなります。

 こんなに活躍する木炭を、健康のために毎日の生活で活かしてみてはいかがでしょうか?

※炭についての情報はこちらもチェック!「炭の健康パワー」

---2001.1.6 (c) 2001 by Mica Okamoto ---

 

Healthトップページ