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[No.086: インフルエンザの予防と対処]


 12月に入り、インフルエンザの季節がやってきました。  毎年猛威を振るうため、ようやく風邪とインフルエンザが違うことも浸透し てきたようで、早めに対応する人も増えてきました。

 小さい子どもや高齢者には、インフルエンザ予防接種がすすめられ、今季か らは65歳以上には公費補助が出るようになったこともあって、予防接種を受け る人も増えています。

 インフルエンザワクチンの効果は、年齢によって異なります。小学生以上〜 60歳くらいまでの成人は、7〜9割の発病防止効果があるといわれています。 乳幼児の発病防止効果は3〜4割ですが、重症化を防げます。60歳以上は発病 の防止率は少ないですが、死亡や肺炎などの防止率は高いとされています。

 乳幼児はワクチンの効果が低いため、乳幼児のいる家庭では、家族が予防接 種をして、家にウイルスを持ち込まないようにするといいといわれています。

 60歳以上の人、喘息などの慢性呼吸器疾患のある人、糖尿病患者、川崎病や リウマチなどでアスピリンを飲んでいる子どもは、インフルエンザにかかった 場合、重症化する可能性が高いため、必ず接種したほうがいいでしょう。予防 接種の金額は医療機関によって異なるため、各機関に確認してみてください。

 インフルエンザの治療法も進んでいます。かつてはインフルエンザにかかっ たら「安静に」でしたが、最近は「すぐに病院へ」といわれています。その理 由として、インフルエンザ薬が次々と認可されたことがあげられます。

 アマンタジンは、1998年11月にA型インフルエンザ用の抗ウイルス剤として 認可されましたが、嘔気などの消化器症状やふらつき、不眠などの副作用が出 る心配がありました。

 1999年12月から使用できるようになった吸入薬ザナミビル(製品名:リレン ザ)と、今年2月に認可された飲み薬のオセルタミビル(製品名:タミフルカ プセル75)は、A型、B型の両方に有効で、副作用も少ないといわれています。

 この2つの薬は、現在15歳以上にしか認可されていませんが、今シーズン中 に認可の見通しです。ただし、どちらも発病から48時間以内に使わないと効果 を発揮できないため、「インフルエンザかな、と思ったらすぐに病院へ」とい われているのです。

 さらに詳しい情報を知りたい方は、下記のサイトを参考にして下さい。

FINE-club 風邪とインフルエンザ

国立感染症研究所 感染症情報センター

国立感染症研究所 インフルエンザ相談ホットライン
TEL03-5285-1231、FAX03-5285-1233、メール

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