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[No.093:血行をよくするには]


 寒い日が続くと、肩こりや腰痛がひどくなったり、手足が冷えて眠れなくなったりします。肩こり・腰痛の原因は、血行不良。同じ姿勢を長時間続けたりして、筋肉が緊張し血行が悪くなるために起こります。冷え症も、末梢血管まで血が回らなくなり、血液循環が悪くなったために起こります。

 これらの症状を改善するには、末梢血管の収縮を広げ血流をよくし、ドロドロ血を改善してサラサラな血液にすることが大切です。

 末梢血管を広げ血行をよくする成分としてあげられるのがビタミンEです。
 ビタミンEは、血管を健康に保ち、血行をよくする働きがあるとともに、抗酸化作用もあり、血液中のコレステロールを減らし、血行をよくします。冷え・肩こりには最も効果的な成分です。

 ビタミンCは血液の主要ミネラルである鉄分の吸収を促進し、毛細血管を健やかに保つ役割もあり、貧血や冷えには欠かせない栄養素です。

 イチョウ葉エキスは、記憶力アップや頭痛に効く成分として知られていますが、血液の流れをよくして血管を柔らかくし、手足のしびれや冷えを改善する効果もあります。

 ドロドロ血を解消するには、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が有名です。これらは、イワシ、サバ、マグロなどの青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸の一種で、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし血栓をつくりにくくします。DHAは脳の働きを活発にすることも知られており、受験生や老人のボケ防止にも効果的です。

 納豆に含まれるナットウキナーゼは、血液中にできた血栓を溶かし血をサラサラにする働きが最近注目されています。また、酢には血小板が凝集するのを抑制させるアルギニンが多く含まれており、白血球が粘着質になるのを抑制する効果もあります。毎日、酢を飲み、納豆を食べることで、血がサラサラになるというわけです。

 また、今までにあげた成分を含む食品の入った鍋や温かいスープ、香辛料たっぷりの料理を食べるのも血行がよくなり、体が温まります。また、入浴や運動も効果を発揮します。

 血行促進に効果がある入浴方法は、足浴と半身浴です。くるぶしから下だけを42度前後のお湯につける足浴、腰から下だけを30〜40分の長めにつかる半身浴は冷えの改善に効果的。また、適度な運動は全身の血流をよくし、新陳代謝もよくなります。

 食品やサプリメントなどで体の内側から、そして、運動や入浴といった外側の両方から血液循環に効果的な方法を行い、冷えや肩こりを防ぎましょう。

---2002.2.9 (c) Mica Okamoto ---

 

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