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[No.095:そばは、栄養満点の主食]


 ツルツルっとのどごしのいいそばは、ランチの人気メニューです。
 そばは中央アジアが原産で、日本へは8世紀頃、朝鮮から伝えられました。どんなやせた寒冷地でも約75日で生育するので奈良時代から盛んに栽培されるようになりました。現在のような小麦粉をつなぎにして麺状にして食べるようになったのは江戸時代からで、ファーストフードのような感覚が受け、一躍人気に。

 そばは麺のなかでも、あっさり感が人気の理由だと思いますが、他の主食に比べると栄養はとても豊富。そばは小麦よりもタンパク質の量が多く、そのうえ、そばのタンパク質はアミノ酸バランスがひじょうによいのです。そのうえ、ビタミンB1、E、カルシウム、鉄、カリウム、繊維質なども豊富です。

 デンプン質が60%を占めますが、消化酵素を含んでいるので、エネルギーに変わるのが速く、即原動力につながります。つまり、ご飯やパンよりも優れた主食なのです。

 最も注目されるのは、ルチンの豊富さ。ルチンはポリフェノールの一種で、ビタミンPとも呼ばれ、そばの実殻に多く、食物ではそばからしかとれません。ルチンは、毛細血管を強化する働きがあるため、高血圧や心臓病、動脈硬化、脳血管障害の予防や、膵臓の機能を高め糖尿病予防するなど、欧米では薬としても使用されています。

 また、そばに多く含まれているビタミンB1は、脳の働きに欠かせないビタミンで、イライラを防いだり、頭の働きをスムーズにします。また、記憶力の向上に役立つコリンも含まれています。

 こんなに栄養豊富なそばの恩恵を受けるには、そば湯を必ず飲むことをおすすめします。なぜなら、そばをゆでたそば湯には、有効成分がすべて溶け出してしまうから。そば湯を飲めば、そばの健康源を丸ごととれるというわけです。また、ゆでた汁とともに食す、そばがきもおすすめです。

 老化や病気も防ぎ、疲労回復や風邪も予防するといわれるほどの薬効成分の豊富なそば。毎日食べてみたいと思う人も多いはず。頭を働かせないといけない、ここ一番という勝負時にも、そば効果をあやかるのもいいかもしれません。

---2002.3.2 (c) Mica Okamoto ---

 

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