6.生体リズム健康法
私たちを取り巻くリズムは大きく3つに分けられます。
- 1. 1日の周期リズム
- 2. 24時間以内の短いリズム。たとえば、秒単位や90分リズムなど。
- 3. 24時間以上の1週間、1カ月、1年といったリズム。
これらに加齢のリズムも加わります。「歴年の定め」と呼ばれる思春期、厄年、還暦、寿命などです。このような小さなリズムの積み重ねが大きなリズムになり、互いに共振しあい、人間の生命力を生み出しているのです。
これらのリズムの乱れや狂いはからだを不調にし、病気を招くことになります。健康で長生きするには生体リズムにあった生活習慣を心がけることが大切です。
【生体リズムにあわせた生活を送るには】
- 朝は日の出ごろ5〜6時に起きて太陽の光を目で確認し、全身に浴びる。
- 目が覚めたら急に動き出さず、ゆっくりウォーミングアップ。
- 朝食は消化のよい炭水化物中心の和食に野菜や果物を加えて、ビタミンとミネラルを摂る。
- 仕事は起きてから2時間後にする。
- 昼食は胃腸の働きが活発なのでたんぱく質や脂質中心の3食の中で最もボリュームのある食事を。
- 夕食は魚介類、豆・野菜類など繊維質の多い和食を。
- 午前10時ごろ緑茶か紅茶、午後3時には砂糖入りのコーヒーで脳の活性化をはかる。
- 食後に入浴すると血液が全身に流れ、内臓にいきにくくなるので、入浴は夕食前に。
- 消化を助けるために、食後最低2時間を眠らない。
- 睡眠時間の中間点が午前2〜3時ごろになるように就寝する。
生活リズムをチェックして、自然の流れにあわせた生活を心がければ、人間本来のパワーが最大に発揮されるはずです。
もし生活リズムが狂ったら、さらにずらして、元に戻して生体リズムを整えましょう。親からもらった時計遺伝子をベースにした生体時計と自然の調和を保ち、人間として望ましいリズムを回復することが、健康を維持するためにとても重要です。
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