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[No.008:脂肪肝予防にコリン]


 30代から40代の働き盛りの男性の肥満者がここ数年で増加しています。それにともない肝臓に脂肪がたまり、フォアグラ状態(脂肪肝)の人も増えています。そんな脂肪肝の人におすすめしたいのはコリンという栄養素です。

■コリンとは?

 コリンは、脂肪肝を防ぐ働きがあることから発見された水溶性ビタミンの一種です。体内で細胞膜を構成するレシチンや神経伝達物質のアセチルコリンの材料になります。

■コリンの主な働き

◆脂肪肝を予防する。
 脂肪やコレステロールが体内で、どんどん使われるようにし、肝臓に脂肪が貯まり過ぎないようします。

◆ 高血圧、高脂血症、動脈硬化を予防する。
 血管を拡張させ血圧を下げたり、コレステロールの血管壁への沈着を防ぎます。こうして血液をサラサラにし、血管に関わる病気を防ぎます。

◆ 記憶力を高める。
 脳内で記憶形成を助ける働きをします。アルツハイマー型の痴呆症の予防効果もあります。

◆ イライラや興奮を鎮める。
 鎮静作用があるため、必要以上の興奮やイライラを鎮め、気持ちを穏やかにしてくれます。

■効果的な摂取方法

 コリンは、体内でも合成されますが、食事からの十分な供給が必要です。
 豚レバー、牛レバー、大豆、卵、エンドウ豆、ナッツ類などに多く含まれているため、これらのものを積極的に食べるといいでしょう。

 コリンは、所要量は定められていませんが、通常は1日500mgほど必要といわれています。ただし、お酒をよく飲み、肝臓を酷使している人や脂肪肝気味の人は多めに(2000mgくらい)摂取された方がいいでしょう。

 通常の食事から摂るのが理想的ですが、水溶性ビタミンの一種で過剰症の心配がありませんので、サプリメントで摂取しても安心です。サプリメントでとる場合は、ビタミンB群と一緒になったマルチタイプのものが吸収がよいためおすすめです。

 コリンについて、おわかりいただけましたでしょうか?
 お酒好きな、ちょっと太めの中高年の方なら、コリンを多めに摂った方がいいかもしれませんね。

---2001.3.31 (c) 2001 by Mari Wakasugi ---

 

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