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子どもの健康情報【噛む回数の多い食事を〜よく噛んで食べよう!】
|よく噛んで食べよう!|噛まないと起きる弊害|


 最近、大人でも昔に比べ、食べるときに噛む回数が減っています。昭和10年頃には1回の食事に約20分かけ、約1500回の咀嚼をしていたのに、現代だと食事時間は10分ほどで、咀嚼回数も約600回と大変少なくなりました。

 咀嚼回数の減った原因のひとつには、加工食品やファーストフードが広まり、軟らかいものを好む人が増えたこと。「やわらかくて、おいしそ〜」というCMもあり、”軟らかいもの イコールおいしい”というイメージになっています。また、ライフスタイルが変わり、みんな忙しいせいで食事時間が短くなったこと、飲み物を飲みながらの食事が多く噛まずに流し込んでしまうことが増えたことがあげられます。

 そういった大人が子育てをすると、当然、噛まないで食べられるものを子どもに与えることが多くなります。最近、噛めない子どもたちがひじょうに多くなり、健康においてのさまざまな影響が出てきています。子どもにとって、噛むということは、成長・発達においてとても重要なことなのです。

 最近の子どもたちの好きな食べ物といえば、ハンバーグ、カレー、ラーメン、寿司など、軟らかいものばかり。こんなものばかり食べていると、噛む回数も減るのは当然でしょう。

 昔ながらの和食は、ご飯や豆類、根菜や緑黄色野菜、干物、乾物などが、日本人のメインの食事でした。このような食べものを食べるときは、どうしても噛む回数が増え、それとともにおいしさも引き出され、栄養分の吸収がよくなるという、理にかなった食べ方でもあったのです。

 子どもにいきなり固いものを与えると、嫌がることもあるでしょう。そんなときは、いつものメニューに、繊維の多い根菜(ゴボウ、レンコン)やキノコ、乾物(昆布、ひじき)貝、海藻を取り入れるといった工夫で、噛む回数を増やしてみましょう。カレーにキノコを入れたり、素材を大きくするだけでも噛む回数が増えます。また、野菜は煮るより生野菜のほうが噛みごたえがあります。

 ちょっとした工夫で、子どもの噛む回数を増やし、元気で健康な子に育つように心がけましょう。 


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