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10月 11

Playa Playa / D’angelo

D’angeloの2ndアルバム『Voodoo』は、もう、すごいの一言に尽きる。カッコよすぎ。アルバムの1曲目がコレ。もう、ガツンとやられた感じになる。ホーン・アレンジ、ヴォーカル、リズム・テンポ、アレンジ… SoulもJazzもHip-hopもR&Bも踏襲して超えてしまった感じ。Roy HargroveやRoberta Flackも参加。わかりやすいR&Bとは対照的だが、重厚なつくりこみが試されていて、幻惑的な美しさを感じる。

D’angeloは、1974年2月11日生まれ。バージニア州リッチモンド出身。ヴォーカルだけでなく、ギター、ピアノもこなすマルチプレイヤー。1995年『Brown Sugar』でデビュー。Marvin GayやPrinceに影響を受けたと本人は語っているが、新たな分野、Jazz、Soul、Hip-hopなどを融合させた、ニュークラシック・ソウル/ネオ・ソウルというムーブメントを創りだし、多くのミュージシャンに影響を与えた。そういう意味では、Marvin GayやPrinceを超えてる感もある。

Erykah Baduもネオ・ソウルといわれているが、ジャンル名だけ聴くと、なんじゃそりゃと思う。それぞれのアーチストが、かつてのサウンドのエッセンスを取り入れながら自分しかない音楽性を追求してるわけで、いちいちジャンルを気にすることはあまり意味がない。D’angeloやErykahの時代の空気を肌で感じながら創りだす新たなサウンドに、いつもやってくれるなぁと驚かされ感動し、次はどんなことをやってくれるのかいつもワクワクなわけです。

 

 

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