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後悔しない生き方

02.21.2012 · Posted in view

ナースが聞いた「死ぬ前に語られる後悔」トップ5。
緩和ケアの看護師が聞いた言葉は、人生を深く考えさせられる言葉ばかり。ここに残しておきたい。

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もし今日が人生最後の日だったら、あなたは後悔を口にしますか。それはどのようなものですか。 

人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わった、オーストラリアの Bronnie Ware さん。彼女によると、死の間際に人間はしっかり人生を振り返るのだそうです。また、患者たちが語る後悔には同じものがとても多いということですが、特に死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かったものトップ5は以下のようになるそうです。 
  
1. 「自分自身に忠実に生きれば良かった」 
「他人に望まれるように」ではなく、「自分らしく生きれば良かった」という後悔。Ware さんによると、これがもっとも多いそうです。人生の終わりに、達成できなかった夢がたくさんあったことに患者たちは気づくのだそう。ああしておけばよかった、という気持ちを抱えたまま世を去らなければならないことに、人は強く無念を感じるようです。 
  
2. 「あんなに一生懸命働かなくても良かった」 
男性の多くがこの後悔をするとのこと。仕事に時間を費やしすぎず、もっと家族と一緒に過ごせば良かった、と感じるのだそうです。 

3. 「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」 
世間でうまくやっていくために感情を殺していた結果、可もなく不可もない存在で終わってしまった、という無念が最後に訪れるようです。 
  
4. 「友人関係を続けていれば良かった」 
人生最後の数週間に、人は友人の本当のありがたさに気がつくのだそうです。そして、連絡が途絶えてしまったかつての友達に想いを馳せるのだとか。もっと友達との関係を大切にしておくべきだった、という後悔を覚えるようです。 
  
5. 「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」 
「幸福は自分で選ぶもの」だと気づいていない人がとても多い、と Ware さんは指摘します。旧習やパターンに絡めとられた人生を「快適」と思ってしまったこと。変化を無意識に恐れ「選択」を避けていた人生に気づき、悔いを抱えたまま世を去っていく人が多いようです。 

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死を間近に控えた人の言葉はとても重い。
緩和ケア病棟で、考える時間があるからこそ、今までの人生を振り返り、自らの言動を省み、気持ちの整理をしたうえで出てくる言葉。

昨年の3・11で多くの人が命を落とし、原発の恐怖を体験し、人生についていろいろ考えた人も少なくないだろう。

関東では、4年以内に大震災が来る確立は70%ということも発表された。

5年先10年先のために、我慢しながらコツコツがんばろうということより、今、現在、悔いのない人生をどう過ごすか、を大切に考える人が増えたのではないかと思う。

夢のための下積みや苦労も時には必要である。ただ、努力を無駄にしないようにしたいし、不透明な将来よりも、確実で納得できることに時間を費やしたいと、常に自分に自問しながら生きるようになったのではないか。

ただ、心地良い、楽したいだけを追い求めても納得できる人生を送れるわけではないけれど、閉塞する社会で弱ってくると、快楽だけに走る人も出てくるだろう。

適当に過ごす時間をもったいないと思う人、もっと自分に正直に生きたいと思う人、改めて知らなかった自分に気づく人・・・

後悔しない生き方〜いつ死んでもいいと思えるように時間を過ごしながら自分を見つめつつ、人生をまっとうしたいと思う。

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