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Posts Tagged ‘メンタルケア’

被災地でアルコール依存症増加

07.05.2013 · Posted in メンタルヘルス, 震災復興

大きな災害や事件の後にはPTSDになる人が増え、心の均衡を保つため何かに依存する人が増える。特にアルコール依存になる人の増加は、医療関係者なら誰でも知っていることで、仮設住宅に移ったばかりの時期に、被災地ではそういう危険のある人をたくさん見かけた。

震災後2年目には「心のケア」が騒がれメディアでも連呼していたが、アルコール依存の防止やケアに的確な大きな動きがあったとは思えない。

東北会病院は、仙台の精神科専門病院で、震災後早くからアルコール依存の防止に動いており、仮設住宅を回ったり支援員への研修などを地道に行なっていた。 (さらに…)

アトピー・カウンセリングのワークショップ

09.10.2012 · Posted in event, メンタルヘルス

アトピー・カウンセリングのワークショップを開催した。
9月8日 アトピーカウンセリング 1Day ワークショップ

講師・ファシリテーターは、明石郁生さん
生まれてすぐに喘息を発症、2歳で母をなくし、ステップファミリーに育てられた。
大人になってからアトピーを発症し、ひどいアトピーで社会人になって仕事でもひじょうに苦労され退職。39歳で渡米し、アメリカでアトピーを治療し完治された。

アトピーや喘息で死の恐怖を体験したこと、生育歴やアトピーによって社会でつらい思いをしている人をケアしたいと、心理カウンセラーになった。

今日のワークショップは、明石さんのアトピーの実体験やアメリカの治療法についての話だけでなく、参加者のそれぞれの症状と向き合い、どのようにアトピーと対峙してきたか、そのときの気持ちや感想をシェアリングしながら、今後アトピーを解決していくかについて、全員で対話しながらのワークショップだった。 (さらに…)

メンタル面で問題を抱える人たちの 現実的なサポート

09.04.2011 · Posted in Interview

IFF・CIAP相談室副室長・カリヨン子どもセンター理事 平尾幸枝さん

●精神的な問題を抱える人のケア

「メンタル面で問題を抱え、社会から理解されない人がいるのに、そういう人たちに必要な施設や法律が整備されるまで、非常に長い時間がかかってしまう。今、目の前で困っている人はいったいどうなるんだろう・・・と何度も絶望に打ちひしがれてきました。しかし現実社会で気を取り直しながら、今、あるものを使って形にして希望につなげるしかないと考えています」。

平尾幸枝さんは、心理カウンセラー、クリニカル・ソーシャルワーカーとして、精神保健の領域に約15年間携わっている。社会は、医療、福祉、法の整備で最低限の生活や尊厳を守られているように思えるが、実際にはその網目から抜け落ち、苦しんでいる人は少なくない。そういった人たちの問題を見極め、医療や行政の制度に結びつけながら、ひとりでも多くの人が尊厳を守りつつ自立できるためのサポートを行っている。 (さらに…)

2度目の南三陸町

06.12.2011 · Posted in 震災復興

●学校が始まった後の子どもたち

6月6日~7日と、震災後、2度目の宮城県南三陸町戸倉地区に訪れた。
戸倉地区にあった戸倉小は流され、戸倉中は津波の被害で使用できず、子どもたちは、隣の登米市の廃校になっていた小学校の校舎を「戸倉小中学校」として借受け、そこに通学している。この校舎を借りることが決まった後、通学1時間を心配した保護者は、戸倉の避難所から登米市の避難所に移った家族もいるが、戸倉地区に住む子達は、スクールバスで1時間強をかけて毎日通学している。

GW明けから学校が始まった。当初は、バスの窓から見る風景に怖がる子もいたり、車酔いで吐いてしまう子もいた。小学校高学年でおねしょをしたり、母親のそばから離れない子もいる。お母さんたちは心配していたが、毎日通うことに慣れてくると、子どもたちは友達に会うのが楽しみになり、今のところ順調そうだ。
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被災者支援ボランティア経験者のためのメンタルケア・ワークショップ

05.07.2011 · Posted in event

被災地でボランティア活動をされた方たちのメンタルケアを中心にしたワークショップが開催されます。
被災地の惨状のなか、ボランティアとして被災者と関わることで、想像を超える経験や思いを感じてしまう人は少なくありません。
4月に開催されたメンタルケアセミナーに参加されたボランティア経験者から、「被災者とどんな風に接していいかわからなかった」といった質問がいくつも出ました。

このセミナーは、被災者支援ボランティアで体験し感じたことを、経験者同士で共有しながら、自分の心と向き合い、支援者として次の支援につなげていくためのワークショップです。

◎日 時:5月22日(日) 13時00分~15時00分 
             5月31日(火) 19時00分~21時00分 

◎場 所:IFF(アイエフエフ)教育センター  (MAP)
     〒106-0044 東京都港区東麻布3-7-3 東麻布久永ビル 2階
     都営地下鉄大江戸線、東京メトロ南北線「麻布十番駅」6番出口徒歩 2分

◎内容
体験者のシェアリングをファシリテーター(グループ進行役)が適宜、助言やグループ内での話し合いのテーマを提供する形で行います。
テーマによっては、聴講者にも話し合いにご参加いただく場合もあります。

お申し込み・詳細は、キッズドアのサイト
 ボランティア向け 被災者支援ボランティア経験者のためのメンタルケア・ワークショップ

ボランティア向け・メンタルケアセミナー[ベーシック] *被災者支援の際に知っておきたいメンタルケアの知識

04.20.2011 · Posted in event

ボランティア向け メンタルケア セミナー[ベーシック]
被災者支援の際に知っておきたいメンタルケアの知識

4月に開催したセミナーにたくさんの方が参加され、好評だったため、5月も引き続き、東日本大震災でのボランティアをお考えの方のためのメンタルケアセミナーを開催します。

当セミナーでは、被災者と接するときのメンタルケアの知識をセミナーとワークショップを交えて身につけられます。
講師のご協力のもと、想像を絶する災害に見舞われた方々に接する際に必要最低限な内容を2時間半にまとめていただきました。このセミナーで得られる知識は、さまざまなボランティアで役に立てることができます。
ボランティアの意志を、被災者にとってよりよい支援につなげるために、ぜひご参加ください。
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日時
 5月10日(火) 19時00分~21時30分 
 5月24日(火) 19時00分~21時30分
 5月27日(金) 19時00分~21時30分
 5月29日(日) 13時00分~15時30分)
(さらに…)

第1回 ボランティア向け メンタルケア セミナー(4月14日)開催レポート

04.19.2011 · Posted in event

4月14日(木)、ボランティア向け メンタルケア セミナー【被災者支援の際に知っておきたいメンタルケアの知識】の第1回が開催され、高校生から50代までの44名の方が参加されました。

ボランティアが被災者を支援する際に知っておくべき知識や心の変化などの話を、真剣に聞く方々の姿がとても印象的でした。具体的なケースの話には涙する方もおられ、被災者を支援すること、ボランティアの立場など、さまざまなことを感じていただけました。

「第1部 知っておきたいこと」では、講師のエピソードを交えたレクチャー。

【参加者の声】

●高校生 女性
このセミナーを受けたことで、ボランティアをすることは、その”気持ち”だけではいけないということを強く感じました。今回、ボランティアをする上での知識を身につけることができて、とても良い経験になりました。
(さらに…)