fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

転倒事故に遭遇

04.08.2013 · Posted in view

車で住宅街の裏道を走っていると、自転車で転倒した年配の男性を発見!
歩道橋にあがる自転車用のスロープで、左脚が自転車の下敷きになり、スロープの下側に頭がある状態で横たわっている。

意識を失っており、後頭部から血がポタポタ・・・道に何滴も。

「大丈夫ですか?」と声をかけ、自転車を起こしながら話しかけると、ちゃんと喋れる。
意識ははっきりしている様子。

自転車を持ち上げ、左脚を引きずり出せる状態にすると、なんとか自力で立ちあがろうとする。

「立てますか?救急車を呼びましょうか?」といっても、

「大したことない、家は、すぐそこだから」といって、
なんとか立ち上がり、自転車を押して行こうとする。全然、大したことあるから・・・



頭から血が出て襟元に流れていることを伝えて、

「頭を打っているようだから病院にいきましょう。救急車呼びましょう」

「いや、大丈夫だから」

「あそこに、倒れていたんですよ」

「あれ、どうしたんだろう・・自分で起きたんですか?」

「自転車で倒れていたので、自転車を私がどけて、起こしたんですよ」

「散歩しようと思ってて。あっちから降りてきて、いや、散歩に行こうとして・・」

話があっちこっち。鮮血が首元にダラダラ。



「お家の方に電話しましょうか?電話番号、わかりますか」

「あれ?」といって出てこない。
記憶があまりはっきりしてない様子。

どうなって転んだのか、どこに行こうとしていたのかなど話の途中に、
「救急車、呼んだほうがいいですね」と入れて3,4回目で、
「ああ、そうですね」。



電話。救急隊員から、「意識はありますか?」
「はい」

「何歳くらいですか?」と聞かれたので本人に聞いたら「82歳」。
「タオルかガーゼでおさえておいてください」

タオルもってきて、おさえる。



前のお宅の住所を見て場所を伝えて待つ。
その間も、「救急車、呼んだのですか?」
「もうすぐきますよ。7〜8分といってましたから」といった会話を何度か。
「おうちの方に連絡しましょうか?」といっても
返事がない。

「おうちにどなたかいらっしゃいますか?」
「家内がいますけど・・。うちは、この道をまっすぐいって、ちょっとのぼった先・・・」
話の受け答えが、微妙にズレている。
これくらいの年齢の方だと、元からそうなのか、転倒したからぼんやりしているのかがわからない。


その間、自転車で通りがかった小学生が
「大丈夫ですか?」

「今、救急車呼んでるから。ありがとね」

10分ほどで、救急車登場。


救急隊員がきて、「お家の人に連絡しましょうね」といい救急車に乗せながら
「もう血は止まってますね」
タオルでおさえていたのがよかったのかも。
「傷どこですか?」という本人の問いに

「これは縫わなきゃいけない傷ですから病院でちゃんと手当しましょう」

やっぱり、何針か縫う傷だったのか・・・



痛みがあまりわからない様子だったようで、
後頭部から血が流れているのに、

「そんなに血が出てるんですか?どこが傷口ですか?」と聞かれても、
直接、傷口をおさえるわけにもいかず、どう返事すりゃいいかわからない。



年配の人は、すぐ大丈夫、大丈夫っていうけれど、
「救急車呼びましょうね」と粘ってなかったら、他人の手をふりはらって、無理してもそのまま家に帰ってしまってたかもしれない。

「救急車呼びますね」といきなり強気に出たら、「結構です」と固辞される場合もありそう。
本人を促しながらというのが大事なんでしょうね。



おじいちゃん、大丈夫かな・・・大事になっていないことを祈ります。

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing