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薬物乱用の真実

11.11.2013 · Posted in 向精神薬

薬物の影響について警告するサイト、薬物のない世界のための財団では、一般的に乱用されている様々な薬物の情報が掲載されている。

マリファナ、コカイン、エクスタシー、覚せい剤、LSD、ヘロインなどの違法薬物はもちろん、処方薬、鎮痛剤、リタリンなど一般薬の乱用の情報がある。

処方薬についてのあまり知られていない事実には、

リタリンやデキセドリン(中枢神経刺激剤)、鎮痛剤のオキシコンチン、デメロール、ロクサノールなどは、乱用や依存症の可能性があるため、アメリカ合衆国麻薬取締局によって、アヘンやコカインと同じカテゴリーに分類されている

処方薬の種類には「鎮静剤・安定剤」「オピオイドおよびモルヒネ系鎮痛剤」「中枢神経刺激剤」「抗うつ剤」があること、それぞれの薬剤の特徴、乱用した場合の影響などが記されている。

鎮静剤や安定剤は、

俗に「ダウナー」とも呼ばれ、さまざまな色の錠剤やカプセル、あるいは液状薬として販売されています。

ジプレキサやセロクエル、ハルドールなどの抗精神病薬(いわゆるメジャー・トランキライザー)はこのカテゴリーに入ります。抗精神病薬は精神疾患の症状を軽減するとされています。

ザナックス、クロノピン、ハルシオン、リブリウムは「ベンゾジアゼピン1系」と呼ばれる鎮静剤・安定剤です。

アミタールやナンブタール、セコナールなどはバルビツール酸系催眠薬(鎮静剤や睡眠薬として使用される薬物)に分類されます。

これらは、一般の精神科などの医師に処方される薬物なので、処方が適切でなければ、薬物乱用の状態にすぐに陥る危険性が高いこともわかる。

また、リタリンは、メチルフェニデートという強力な中枢神経刺激剤だが、注意欠陥・多動性障害 ( ADHD ) の治療薬として一般に処方されている。ADHD と診断された児童は集中力に欠け、何を始めても最後までやり抜くことが難しく、ほとんどが衝動的な行動を取る。ADHDの子どもがリタリンを服用すると、物事に集中できるようになり、「脱線する」ことが少なくなるとされている。

リタリン乱用ーどんなところで使用されている?では、

アメリカには、生徒の20%がリタリンなどを常用している学校がいくつかあります。多くの場合、これらの学校の構内には、こうした薬物が近くの薬局よりも多くあることが合衆国麻薬取締局の調べによってわかりました。

とあり、非常に簡単に手に入るため「お金のかからないコカイン」とさえ呼ばれている。

乱用を増加させている主な要因のひとつは、リタリンなどの中枢神経刺激剤に対して出された処方せんの数の大幅な増加です。
アメリカ合衆国における中枢神経刺激剤の処方せんの数は、1991年には約500万件だったのが、2007年には3500万件近くにまで急増しました。

日本では、青少年のリタリン乱用が社会問題となっています。2007年に入ってリタリンの依存症による入院件数が増加したため、2008年に厚生労働省はリタリンへの規制を強化するようになりました。

つまり、子どもたちが処方箋によって簡単に手に入るために薬物乱用になっている状況がある。

マリファナや覚せい剤などの違法薬物は検挙されるが、処方薬については、医療機関の処方が適切でなければ乱用につながるわけで、容易にはまってしまう危険性が高い。

不安につけこまれたり、また知識がない子どもたちが被害者になり、また依存性が高いことから歯止めが効かず、どんどんひどい状況になり、取り返しのつかない事態になってしまう。

まず情報を得て知識を身につけておいて、安易に引きずり込まれないようにすることが大事だ。

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