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奴隷になりたい人

05.27.2014 · Posted in view, メンタルヘルス

現代の日本は、ある程度の自由が与えられているからか、自ら奴隷になる人が多い。

適度な自由は不安が伴うからか、自由には責任がつきまとうからか。

精神の自由をなくしたら、自立したヒトではなくなるのに。

囲われた奴隷として何かに依存して生きることを選ぶメリットは、一体なんなんだろう?

自身の置かれた状況を把握出来ていないと「奴隷」になる。

でも奴隷だと思っていたら「無意識の看守」だったという事もある。

どちらも自己分析が重要。
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奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。

どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。
そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。

だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。
そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。

過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、
やむなく奴隷に身を落とした。

彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、
奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。

その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。

現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。

(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)

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