奇跡
生まれてきたことが奇跡。
今、生きてることが奇跡。
「奇跡」
自分は不幸だと思ったり、生まれなきゃよかったと悲しんだり、死と直面して心がかき乱される瞬間は確かにあります。
でも、今、自分がここに居るのは「奇跡」であることを理解すると、そういう気持ちになることは無くなってきます。
植物栽培をすると、一粒の種を蒔き、それが芽吹き、そして育っていくので気づきませんが、本来、無数のトマトが地上で朽ちて、次に芽吹く確率というのは、もう奇跡に近い数字です。それは、人間の精子も同じことです。
自分が生まれた背景には、多くの種が犠牲になり朽ちて行っています。その多くの種の命を背負って生まれてきたのに、自分の人生を嘆き、生命活動自体を否定するということは、その犠牲となった種たちの想いを、全てないがしろにする行為です。
芽吹いたからと言って、双葉から本葉になるというのも奇跡です。数万か数十万の種から、数百の芽吹きがあり、その中から本葉になるのは数十本。もっと言えば、実を生らすのはさらにそこから数本という奇跡です。その植物が、日当たりが悪いとか水はけが悪いとかといっても、奇跡的にそこまで育っているのですから、感謝すべきです。
実を食べられてしまったからといって、動物の糞から次の生命が芽吹くかもしれません。だから、不幸なことなど一切ないと思うのです。
何がそんなに悲しいのでしょうか。何がそんなに苦しいのでしょうか。今生きているという事に何故感謝しないのでしょうか。
明日、自分の命が朽ちていくかもしれません。でも、ここまで自分を育ててきてくれた奇跡に、絶えず感謝していくべきです。
次の世代が生まれています。それは、自分が生きているからこその奇跡です。人類が生まれてから、2000もの子孫繁栄を繰り返しながら、今の自分がいます。
その今の命に感謝しないで、一体何に感謝するのでしょうか。
悩んでいる場合ではありません。今の奇跡に心を託して、明日の希望を見つけ出してください。
岡本よりたかさんのFacebookより