fine-club.project approach with well-balanced mind for a balanced life

被災地の仮設住宅で大量カビ発生。5人に1人がぜん息に

10.27.2014 · Posted in 震災復興

仮設住宅は、2年の仮住まいという前提でのプレハブ住宅なので、当初から、雨漏りはするわ、壁は薄くて音漏れがひどいわなど、3年以上住めるきちんとした住宅として建てられていない。

そんな安普請な造りなので、カビが発生するのも無理はない。

それにしても、大量発生したカビで居住者の5人に1人がぜん息にかかっているなんて、ひどすぎる。

カビ発生なんて、最初からわかっていたことだろう。それになんの予防もせず、新たに住む場所も、土地造成だなんだと、提供もせず、精神的にも追い詰めて、まるで病気にさせて弱らせているようなもの。

最低限、快適な暮らしができるような住宅を提供をすべきではないか。

仮設住宅カビ大量発生で検診
(NKH東北ニュース 2014年10月25日 19時13分)

仮設住宅でカビが大量に発生している石巻市で、結露でカビが増えやすくなる冬を前に住民の集団検診が行われました。

25日の集団検診は宮城県石巻市の仮設大森第3団地の集会所で行われ、健康被害を心配する人たちが続々と訪れました。石巻市内の仮設住宅では、カビが大量に発生し、医師や専門家のグループがことし6月と7月に行った集団検診では受診した住民のうち気管支ぜんそくが疑われるのがおよそ2割と一般に比べ2倍に高い割合で見つかりました。会場を訪れた住民は、血液検査やアレルギーの専門医による問診、それに専用の機器を使った呼吸機能の検査などを受けていました。このうち1人暮らしの60代の男性は「持病のぜんそくが部屋のカビで悪化してないか心配で受診しました。部屋の中を舞うカビの胞子は目に見えないので不安はあります」と話していました。

仮設住宅のカビの問題を継続的に調査し集団検診を計画した国立医薬品食品衛生研究所の渡辺麻衣子博士は、「梅雨時だけでなく結露でカビが増えやすくなるこれからの時期も注意が必要で、被災地全体の問題だと思う。カビを大量に吸い込むのを避けるためにこまめに換気するなど仮設住宅での暮らし方にも注意して欲しい」と話しています。集団検診は、26日も石巻市内の仮設南境第4団地で行われます。

仮設住宅5人に1人 気管支ぜんそくの疑い
(NHKニュース 2014年10月22日 17時33分)

宮城県石巻市にあるプレハブの仮設住宅の住民を対象にした集団検診の結果、一般の2倍に当たる5人に1人の割合で気管支ぜんそくの疑いがあることが分かりました。

市内の仮設住宅では、大量のカビが発生しているのが見つかっていて、医師などの専門家グループは再び集団検診を行ってカビとの関連など詳しい実態を調べる方針です。

医師などの専門家グループは、ことし6月と7月に石巻市内にある2か所の仮設住宅で住民の集団検診を行い、その結果をまとめました。

それによりますと、受診した250人のうち、5人に1人に当たるおよそ50人、割合にして20%の人に気管支ぜんそくの疑いがあることが分かりました。

専門家グループによりますと、15歳以上で気管支ぜんそくが疑われる割合は一般的に5%から10%程度で、仮設住宅ではその2倍高くなっていました。

石巻市内の仮設住宅では、震災による避難生活が長期化するなか、室内に大量のカビが発生しているのが見つかっていて、専門家グループは今月25日と26日に市内の2つの仮設住宅で再び集団検診を行って、カビとの関連など詳しい実態を調べることにしています。

検診を行った国立医薬品食品衛生研究所の渡辺麻衣子博士は、「プレハブの仮設住宅での生活が長引くにつれ、空気中のカビを吸い込む量が増えて病気になるリスクは高まる。冬は結露が発生しやすくなるのでこまめに部屋を換気してほしい」と話しています。

石巻市は、気密性の高いプレハブの仮設住宅ではカビが発生しやすいとして、これまでに市内8か所の仮設住宅団地の合わせて48戸に調査に入り、カビの発生を確認しました。

このうち、38戸で壁や天井のパネルや、畳の交換作業などの修繕を行ったということです。
石巻市はおよそ100戸分の修繕費用を確保しており、これから冬になって結露でカビが発生しやすくなることから、今後も調査や修繕を行っていくことにしています。

Leave a Reply

WP-SpamFree by Pole Position Marketing