大人とは
子どもは天才。
発想も直感も、あらゆる感覚も鋭い。
その才能を脅威に思う大人が、子どもを未熟と定義して
見下し、価値が低いと思い込ませる。
社会のなかでルールをつくり、
そのルールを守ることが大人になることだと信じこませる。
ルールを多くの人に強いることで
人と同じであることで安心し、鈍感になっていく。
成熟とは、鈍感になること。
周りにあわせて、自分だけの感覚に忠実に生きないこと。
自分らしさ、唯一無二の存在であることを忘れて、
人は大人になるのだろう。
普通の人は「子ども」のことを「未成熟な大人」と定義して、理解しています。
これは「子ども」よりも「大人」のほうが優れているという考え方ですよね。
でも、キース・ジョンストンは、全く逆に考えるんです。
”大人とは、委縮した子どもである”
本質的には「子ども」と「大人」の違いなんてないってことです。
人間は、年齢が低いころは自分自身であり、自分らしく振舞います。
でも年齢が高くなってくると「他人の目に映る自分」をつくりはじめ、
自分らしさから離れていくという、ただそれだけのことなのだと思います。