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呼吸器のクスリ

01.09.2015 · Posted in 医療全般

呼吸器に症状が出ると、早めに症状を抑えるため、咳止めや痰止めが処方されるが、
これらの呼吸器のクスリは、かなり危険性が高い。

呼吸器の薬として代表的なものといえば、やはり咳止めや痰止めが挙げられると思うが、これがどれくらい危険な薬か人々は知っているだろうか?この咳止めや痰止めは対症療法薬として、あらゆる呼吸器疾患に使われるといって過言ではない。

最も有名な薬がテオフィリンかと思われるが、この薬はけいれん、てんかん、急性脳症、高血糖、低血糖、などをきたし、しかも中毒領域が狭い危険な薬であ る。しかしこの薬は喘息や呼吸器疾患では、まるでご飯に必ず付いてくる漬物のように、内服や点滴であらゆるところに使用されている。

ただ使ったことがある 医師ならわかるだろうが、テオフィリンが非常に重要でシャープに効く薬だ、などと思って投与している医師はほとんどいまい。シャープで劇的なだけならステロイド系の薬の方がよほどましである。つまりこの薬はあまり意味がないのにとても怖い物質なのである。

実際、テオフィリンに関しては2005年に使用制限を勧告するガイドラインが作成され、ようやく啓蒙がなされてきたが現場では全く浸透していないといってよかろう。まさに呼吸器領域における不要な薬の代表格といってよい。前出の浜六郎氏はテオフィリンだけでなく痰止めであるムコダインについても、使用後に著しく低血糖になり、けいれんや脳障害になる可能性を指摘している。

咳止めとして有名な薬がコデイン系の薬である。このコデイン系がモルヒネに類似した麻薬系の薬であることを人々は知っているだろうか?

もちろんこのコデイン系咳止めの依存性は、ヘロインやコカインには及ばないが、それでもそもそもこの薬には依存性や禁断症状があり、更にいえば中枢神経抑 制作用(つまり脳の働きを抑える作用)があるのだ。モルヒネの類似物質なので便秘や吐き気などが出ることもモルヒネと類似している。それでもそんなことは おかまいなしに内科や外科の外来では日常的に使われている。

そもそも論に移るが、人体にとってなぜ咳や痰がでるかを考えたことがあるだろうか?
それは病気だからそうなっているわけではなく、代替症状として、違う言い方をすれば治すための体の反応として出ているということだ。

更に言えばここでも対症療法の話になるが、仮に咳や痰がつらくてもそれで命を落とすことはほとんどなく、また咳や痰がでる元の原因が治せないのなら、それは永久に飲み続けるよりないことを示している。そんなものを医学と呼ぶのなら最初から医学などあってもなくても同じだ。その対症療法を行い続けることにより、更に別の医原病を作っていくのがオチである。

 

テオフィリン=テオドール

コデイン系

アスゲンアストマトップアストマリアストミンアストーマアスベリンアトミンSカフコデNガイレスクロフェドリンSコデインリン酸塩コフデニンAコルドリンシーサールデトメファントクレススパンスールフスコデフスコブロンフスタゾールフラベリックペントキシベリンクエン酸塩ホフバンメジコンメテバニールメトキシフェナミン塩酸塩レスプレン

内海 聡氏Facebookより

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